そして誰もいなくなった7話で、消えてしまった馬場は、藤堂万紀子の弟なのではないでしょうか?つまり、馬場と万紀子の二人は兄弟(姉弟)で、藤堂新一(藤原竜也)と日下瑛治(伊野尾慧)にとっては、叔父さんにあたるのが馬場だと思われます。少しずつ、おぼろげながら、「そして誰もいなくなった」の事件の背景と、敵味方の図式が見えてきたように思います。
そして誰も 見えてきた敵味方の構図 藤堂万紀子と馬場を姉弟と仮定すると
< そして誰もいなくなった ここまでの人物整理と人間関係 >
ドラマ「そして誰もいなくなった」は、主人公の藤堂新一のパーソナルナンバーが消失したところから始まります。馬場と藤堂万紀子の背景を探る前に、主人公の藤堂新一の置かれる立場を確認しておきましょう。
パーソナルナンバーとは、総務省が進めてきた、国民を管理するための統一された個人識別管理番号のことです。
ところが、株式会社L.E.D.に勤務する藤堂新一が開発したミスイレイズというソフトが、一瞬にして大量のデータを消去できることが、国家の進める管理システムに脅威となることが問題視され、藤堂新一をデータベースから完全に消去してしまうのではないでしょうか。
公安警察の刑事、鬼塚孝雄(神保悟志)が動き出す理由は、この国家安全保障に対する脅威ということから、捜査に乗り出したのではないでしょうか。
一方で、このパーソナルナンバーを悪用するグループがすでに存在しており、日下瑛治(伊野尾慧)などは、自分のパーソナルナンバーを裏市場で売却してしまいます。そして、後になり、これが大きな問題となるのでしょう。
つまり、パーソナルナンバーを所持していないことは、「存在しない」ことと同義語となっていて、それを理由にいろんな脅しを受けるのではないでしょうか。
このシステムの存在自体を疎く思っている日下瑛治が、母、藤堂万紀子から弟の存在を聞かされ、万紀子の助けもあり、藤堂新一を取り込み、パーソナルナンバーを破滅させようとしているのではないでしょうか?
そして誰も 見えてきた藤堂万紀子の身辺と馬場の「ガキの使い」の意味
< そして誰も 川野瀬猛の父親の出現と西野弥生ヘルパーの失踪 >
まだまだ、分からないことが多く、謎の人物となっている藤堂新一の母、藤堂万紀子です。ここで、少し、藤堂万紀子の身辺を整理してみましょう。馬場が藤堂万紀子の弟ではないかという推測が、そこから浮かんでくるのです。
まず、年齢です。藤堂万紀子は55歳です。キャストの黒木瞳は、実齢でも55歳と同じです。では、「謎の男」で「ガキの使い」を名乗る馬場はどうでしょう?
馬場の詳細はまだ明らかにされておりません。しかし、演じる小市慢太郎は実齢が47歳です。白髪で老けて見えますが、それぞれの実際の年齢から読み解くと、藤堂万紀子が年上で、兄弟だとすると馬場は藤堂万紀子の弟ということになります。
つまり、藤堂新一と日下瑛治にとって、馬場は叔父さんに当たる分けです。
さて、年齢を一つの理由に挙げましたが、今度は、別の角度から考えてみたいと思います。それは、7話で失踪している馬場の方から見た場合です。
「ガキの使い」を名乗り、藤堂新一に携帯電話を送ったり、またその携帯電話で「謎の番号」メッセージを送ったりしています。馬場本人が、新一との姻戚関係を表明できないのは、それだけの理由があるのでしょう。
「ガキの使い」と名乗るのは、誰かの「使い」です。そして、その誰かとは、裏で暗躍している藤堂万紀子だと仮定すれば、それは説明がつくのではないでしょうか。
何しろ、藤堂万紀子自身が、全てを藤堂新一に話していないのですから。
そして誰も7話で、ドローン作戦を決行する日下瑛治が屋上でつぶやく「後は頼むよ、兄さん」というセリフで、瑛治と新一のつながりが少しだけ明らかになりました。
残念ながら、君家砂央里は、関係が明らかになる前に西条信司弁護士と共に、屋上から落ちてしまいました。
藤堂万紀子の身辺を探ってみると、どうしても「ガキの使い」馬場は、万紀子と姻戚関係にあり、おそらく馬場は万紀子の弟で、姉の子供、日下瑛治と藤堂新一の味方という結論になってきます。
いよいよ終盤の8話に突入する「そして誰もいなくなった」。そろそろ、事件の全容と人間関係が明らかになるのではないでしょうか。
???? そして、誰もいなくなった あらすじ一覧 ????
そして誰も7話のあらすじ 鬼塚刑事の捜査続行と新一の計画実行
そして誰も2話あらすじと見所 ガキの使いとは誰?何故刑事が?
最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。
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