グッドパートナー 無敵の弁護士6話の視聴率は安定的にしっかりした数字をキープできたのではないでしょうか。6話の感想は、現実的なストーリー展開の中に解決策に説得性があり、アソシエイト弁護士、赤星元役の山崎育三郎が見事な演技を見せてくれたことです。
グッドパートナー 無敵の弁護士6話の視聴率とこれまでの推移
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グッドパートナー 無敵の弁護士の視聴率は安定していますが、前回の5話では2%の大幅ダウンでしたが、テーマが「セクハラ」ということが影響したのかも知れませんね。
今回6話のテーマは、民間の零細企業が3億円もの借金を抱え、どのような解決策があるのか、「倒産以外の道」があるのか、再建が可能なのか、身近なテーマなので、視聴率の回復が見られるのか興味が沸きます。
これまでの推移は以下の通りです。
第1話 4月21日 12.9%
第2話 4月28日 9.9%
第3話 5月 5日 10.5%
第4話 5月12日 11.1%
第5話 5月19日 9.1%
第6話 5月26日 9.3%
【グッドパートナー 無敵の弁護士第6話の視聴率】
グッドパートナー 無敵の弁護士第6話の視聴率は、9.3%と若干アップしましたが、数字的には横ばいといった感じですね。
グッドパートナー 無敵の弁護士6話の感想1 零細企業に見る経営者の意地と拘り
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グッドパートナー 無敵の弁護士6話の感想は、脚本(福田靖)の素晴らしさです。テーマは中小零細企業の倒産問題です。蕎麦屋「いわし丸」を経営していた根岸昇(六平直政)は、5店舗まで店を大きくしましたが、売り上げの落ち込みが続き、借金が3億まで膨らみ、身動きが取れなくなってしまいました。
5店舗の内、採算の低い2店舗を整理して、手持ち資金を改装に回すなど再建案を提示しますが、銀行は却下します。現況の厳しいビジネス環境に則していない改革案だったのです。
最後は、本店も閉めて、一番売り上げの見込める浅草店一店舗だけにして生き残りを図る案で決着をつけます。
経営者の根岸昇は真面目で実直な男です。従業員を守ることや取引相手に迷惑をかけたくないという、多くの日本人の零細企業の経営者に見られるタイプです。
その意地と拘りから、これまでやってきた分けです。ですから、看板も守り、従業員も守り、取引相手に迷惑をかけたくないという思いを理解する人は多いと思います。
しかし、奥さんの三佐江(千賀由紀子)さんは、「もう、辞めにしよう」と説得しても、ご主人は女性から言われて素直に受け入れることができません。ご主人は経営者としての道理と責任を放棄できないのです。
グッドパートナー 無敵の弁護士6話の感想2 経営者を説得できるのは当事者以外の第三者
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人道的弁護士、正義の味方である咲坂健人(竹野内豊)ですら、借金問題では為す術がありません。経営者の根岸昇の気持ちを大事にする余り、厳しいことが言いずらいのです。
不思議なもので、このような場合、女性の方が気持ちの整理と決断が早いようですね。管理人も似たようなケースを幾つか知っていますが、「ダメなら早く見切りをつけて、方向転換しよう」というのは、決まって奥さんの方です。
一方で、男性であるご主人は、中々その提案を受け入れがたく、何とかしようともがくのが常です。「男のメンツ」というのもあるでしょうし、切り替える生き方は考えられないのが男なのです。
このような状況では、奥さんの言うことが正しくても、ご主人にその声が届くことは稀です。まず、ほとんど無いといってもよいくらいです。
と、なると第三者に説得してもらうひか方法は無さそうです。銀行さんは、正論を言ってくれるでしょうが、当事者なので、難しいというのが本音でしょう。
今回は、山崎育三郎が扮する赤星元が自分の実家の体験談を語ることによって、やっと根岸昇が納得する分けです。結論から言えば、奥さんの三佐江さんも咲坂健人も支持していた案です。
それまで通じなかった根岸昇の心に訴えたのは赤星元の心でした。砂清水誠役(「お義父さんと呼ばせて」)で、山崎育三郎はコミカルなイメージが定着したかのようでしたが、今回のグッドパートナー 無敵の弁護士6話では、シリアスの役を見事に演じていましたね。
「理性と感情」、人間の難しさと素晴らしさは、まさにこのバランスにあるのでしょうね。「人」という字は、一人でできているのではなく、もう一人の支えによってできている、そういう話を改めて思い起こしました。
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最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。
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