おとうさんと呼ばせて最終回 紀一郎(渡部篤郎)のセリフに感激

お義父さんと呼ばせて

おとうさんと呼ばせて最終回から一週間。何か寂しくなってしまいました。余韻が残るおとうさんと呼ばせて最終回では、挫折を味わった花澤紀一郎が、大道寺保を受け入れるセリフが感動させてくれました。最終回、胸に残る感激のセリフを振り返ります。

おとうさんと呼ばせて

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同じ年のおっさんバトルの最終回 紀一郎対保の最終ラウンド

年の差婚」がテーマだと観劇していたファンからは、最終回での蓮佛美沙子演じる花澤美蘭の露出時間が少なくて、彼氏大道寺保(遠藤憲一)との絡みの時間が少ないと「こぼす」意見も見られたようですが、確かに蓮佛っちゃんのファンからすれば頷けます。

しかし、タイトルが、「お義父さんと呼ばせて」ですから、主人公は文字通り、「同い年のおっさん」、51歳で花澤美蘭を嫁にしたい大道寺保と、同じく51歳で、娘美蘭を絶対に自分と同い年の男に嫁がせたくない男の「熾烈な戦い」を繰り広げる花澤紀一郎の物語です。

大道寺保 花澤紀一郎

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離婚届を認め、書置きを残し失踪してしまった紀一郎の妻、花澤静香も見つかり、無事家に連れ帰ることができました。こうして、家族が全員揃って「めでたし、めでたし」となるはずでした。

しかし、「時計の針はまだまだ十分な時間が残されて」いました。(笑)

 

お義父さんと呼ばせて最終回 紀一郎の名セリフに感動・感激

保と美蘭は、静香母さんが家に戻ったと知り、二人で戻ってきます。そして、笑顔でリヴィングルームに入ると、全員揃ったリヴィングで、一人浮かない顔をした父紀一郎の姿がありました。

花澤紀一郎役 渡部篤郎

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振り返りながら、大道寺保に対してまたもや爆発する紀一郎ですが、そこからのセリフが、最終回のハイライトの場面の一つとなりました。

じっくり、紀一郎セリフを振り返ってみます。
「君が美蘭に近づいてからろくなことがない」

「糞親父は家に帰ってくるわ」

「葉理男は女装するわ」

「真理乃は不倫しかけるわ」

「女房は失踪するわ」

「挙句にこの俺は失脚だ」

「本当にろくなことがない。厄病神だ、君は」

小さな声で恐縮した保が神妙な顔つきで「すみません」

紀一郎は、まだ終わっておりません。(笑)そこで、続けて言います。

「だけどな。だけど、みんな素直になった。高慢ちきなうわっつらだけな家族に一本筋が通った」

「俺も変わった。君のおかげだ」

「立派な父親じゃなかったかも知れないがすくすくと育ってくれた。乱暴だけど、心の優しい、それがこの子だ」

「眼の中に入れてもいたくない俺の娘だ」 (紀一郎が前に出る)

「大道寺さん、娘をよろしくお願いします」 (頭を下げる)

しっかりとした口調で、保を受け入れる言葉に、笑顔どころか、神妙な顔つきのまま、大道寺保が真摯に答えます。

花澤美蘭役 蓮佛美沙子

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「お義父さん。美蘭さんのこと、絶対幸せにします。こちらのこうこそ、よろしくお願いします」

 

引き続き展開されるドタバタ自由主義の花澤家

この後、「結婚承諾祝い」と思った美蘭と保でしたが、自由主義の花澤家、ラブラブのお二人さんにはお構い無し。

花澤紀一郎と静香はキッチンでワインを煽り、祖父ちゃんと真理乃は犬の太郎の世話、おまけに長男の葉理男(中村倫也)が再度、女装で登場し、「やっぱ、落ち着くわ」には、大爆笑でした。

花澤葉理男役 中村倫也

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おとうさんと呼ばせての続編に期待の声が数多く寄せられているようです。お洒落で、小粋なセリフ満載で毎週笑わせていただきました。

オリジナルドラマ、しかもコメディというコンセプトで制作された「お義父さんと呼ばせて」は、久しぶりにテレビ界が見せてくれた「コメディの最高峰」を打ち立てました。スタッフ&キャストのみなさん、最後まで本当にありがとうございました。

品川徹 新川優愛

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最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。

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