「家族ノカタチ」が「ダメな私に恋してください」の筋書きに似てきたぞ!

家族ノカタチ

イライラ感が頂点に達している「家族ノカタチ」ですが、第6話では佐々木彰一(荒川良々)が「見合い」に成功してガールフレンドができるようです。それを若手同僚社員の入江春人が心配するという筋書きは、何だか「男版」の「ダメな私に恋してください」の柴田ミチコと最上大地の関係を想像させます。

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「家族ノカタチ」第6話のあらすじ

ますます「こじらせ」展開となる「家族ノカタチ第6話のあらすじは次のようになります。

 

 大介(香取慎吾)は、葉菜子(上野樹里)と和弥(田中圭)が離婚した原因を、葉菜子から打ち明けられる。突然の衝撃的な告白に動揺を隠せない大介は、葉菜子をどう接すれば良いのかわからず、ついよそよそしく距離を取ってしまう。そんな大介を見ていた葉菜子は、ジムの帰りに大介を呼び止めた。果たして、葉菜子は大介に何を話すのか? そんな大介と葉菜子の空気感をよそに、莉奈(水原希子)は大介への積極的なアプローチを増すばかりだ…。

そんなある日、とあるお見合いパーティーへ参加した佐々木(荒川良々)は、見事にカップル成立! そのカップルとなった相手・久美(小松彩夏)とどんなデートをすればよいか大介へ相談するが、大介の態度はつれない。しかし、その数日後、陽三(西田敏行)のアドバイスもあってか、デートも無事に上手くいき、ペンナのオフィスでプリクラを見せびらかしてた。そんな佐々木の姿を見た入江(千葉雄大)は、相手が美人で若すぎるし話がうますぎると心配をする。それは、単なる入江の思い過ごしだろうか……?

引用元:番組公式ホームページより
http://www.tbs.co.jp/kazokuno_katachi/story/

「家族ノカタチ」のトータルな感想

最初からドラマ「家族ノカタチ」を見ていて、すっごーく感じることは、「脚本の酷さ」とキャストが「宝の持ち腐れ」でしょうね。これは、もちろん全く管理人の個人的な感想ですから、ドラマを大いに楽しんでらっしゃる視聴者も多いことでしょうが。

私的感想と断った上で述べますと、最初の「こじらせ」というキャッチに無理があったように思います。何やら連想したのは、もっと違うレベルの「完全なコメディ」を想像していた管理人ですが、「完全に」裏切られました。

最近、低調だった香取慎吾(ギャラクシー街道など)でしたが、39歳の独身主義の永里大介役は、評判も良く、やはり「等身大」の自分で演じられるだけに「ハマって」いると思います。放送前の個人的評価よりも「株を上げた」香取慎吾です。

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しかし、残念ながら、一番期待していた上野樹里が思ったほど「好感」を持てないままなのです。管理人が上野樹里のファンになったきっかけは「スイングガールズ」で女子高生のビッグバンドの物語で、上野樹里が演じた鈴木友子が、事の他、上手だったからです。

上野樹里自身、ピアノとサックスの演奏を習得しており、田舎の女子高生の様子を生き生きと演じていたのが印象的です。この「スイングガールズ」は、是非、もう一度観たい映画のリストの上位にいます。

そして、人気アニメの「のだめカンタービレ」の映画化で実写版の「のだめカンタービレ・最終楽章」の前後半共に演じた主役の野田恵役の名演技も印象に残っています。

その、上野樹里のイメージから「はるかに遠い」熊谷葉菜子のキャラクターが、まったく受け入れられないのです。「家族ノカタチ」のキャスト発表の時から、上野樹里に期待していた管理人は、ここでも完全に裏切られてしまいました。

 

結婚詐欺のテーマはダメ恋から拝借?家族のカタチで佐々木彰一が

一番の問題は、くだらない登場人物がやたら多過ぎることでしょうか。しかも、その多くがおよそ「あり得ない」という「人迷惑」な登場の仕方をします。

他人の家に勝手に上がり込んで好き勝手をするなんてストーリーは、「こじらせ」でも何でもなく、単に不愉快です。これをホームコメディと呼ぶのなら、よほど「御目出度い」人なのではないかと思ってしまいます。

管理人は、この「人迷惑」がどこかで終焉すると思って見てましたが、西田敏行が大介の父親陽三役であのマンションに居る限り無理(笑い)だと分かったので、ほとんど観劇からリタイヤ状態となってしまいました。

永里大介の勤める会社内での社員の行動や、マンションでのストーリー展開も、面白くも何ともなく、おそよコメディとは言えず、不愉快さとイライラ感で一杯です。

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そういう視点から見ると、あの入江春人と茜のウェディングシーンやキャストなど、「視聴率」だけを意識して、話題性を詰め込んでいるように感じ、ここでもアウトです。

以前、評論で読んだことがありますが、映画、ドラマの成功のカギは「脚本」が握っているとありました。管理人が一番感じることは、このドラマの脚本がオリジナルで、ホームドラマとして発表すできだったと思うことです。

ところが、ホームコメディと謳われていたのが、最初からの間違いでした。前述したとおり、このドラマをコメディとして楽しく見ることができる視聴者も居るでしょうが、「ダメな私に恋してください」や「お義父さんと呼ばせて」のコメディから見ると、正直、見ていられません。
第6話では、いよいよ「結婚妄想家」の佐々木彰一が婚活で出会った彼女ができるようですが、佐々木は「婚姻届け」を出して、「既婚」というステータスだけが目標の男で、「暮らし」とか「相性」とか人間関係に重点のない、40歳にもなろうとしているにも関わらず、人生や人付き合いがまったく分かっていない盆暗です。

その佐々木が若手同僚の入江春人に「騙されているのではないか?とアドバイスを送るというのですから、筋書き的には、「ダメな私に恋してください」の柴田ミチコ的な立場となる訳です。つまり、「結婚詐欺」です。何やら、今度はストーリーが「ダメ恋」に似てきました。(笑)

この時点で、管理人はまたもやリタイヤしそうです。(笑)
最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。

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