日曜劇場「家族ノカタチ」が第4話を迎えます。上野樹里の人気は素晴らしく「衣装」など注目も集めていますが、ドラマのテンポの悪さが際立ち、せっかくの香取慎吾と上野樹里の起用も、実に勿体ないストーリー展開にイライラしています。

家族ノカタチ
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視聴率と「家族ノカタチ」の出来は無関係

今クールのドラマの視聴率が低迷しています。常連の「相棒」と「科捜研の女」の人気と実力が際立っているとも見てとれます。いろいろドラマの出来が話題となるこの二作ですが、視聴率を見る限り、盤石な長寿番組の理由が見てとれますね。

さて、「下町ロケット」に酔いしれていた管理人は、そこまでの期待は次作には「期待できない」という思いと、そう思いながらにも「期待している」自分がおりました。

物語は今晩第4話に入りますが、これまでの視聴率は9.3>9.0>9.5%と横ばいです。これは、何を意味するのかというと、初回は「ご祝儀」とされています。つまり、第2話以降の動向が注目される訳ですね。

熊谷葉菜子役 上野樹里
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第3回で10%に乗せたことは評価されるのでしょうが、管理人としては、それとドラマの出来は無関係だと思っています。放送日が日曜日というのが、多少影響しているのかなあ・・・、とそんな感じで見ています。

以前「下町ロケット」の伊興田さん(プロデューサー)だったと思いますが、「下町」のテンポの良さを聞かれた時の答えが「テレビは映画と違い、詰まらないとチャンネルを変えられてしまう」と言っていました。

 

際立つテンポの悪さー香取慎吾と上野樹里の関係も

主人公の永里大介(香取慎吾)と熊谷葉菜子上野樹里)の関係で、このドラマを見ると、「テンポの悪さ」がものすごく際立って感じられる管理人です。ドラマはすでに第4話になろうとしていますが、永里大介と熊谷葉菜子は、どのような関係になっているのでしょう。

同じマンションの上下に住むというだけで、二人の絡まりはほとんど見られません。むしろ、大介の父親永里陽三(西田敏行)と熊谷律子(風吹ジュン)の二人の絡まりの方が目立ちます。いったい何なの、これ?っていう感じがします。

熊谷葉菜子は離婚歴があるバツイチで登場し、再婚は考えていない独身のキャリアウーマンです。ここに別れた前夫の高瀬和弥(田中圭)がストーカー的に表れるのですが、葉菜子が離婚に至った原因もまだ明らかにされておりません。

上野樹里
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このように、この脚本家は「引っ張る」のがお得意のようで、??マークの答えを出さずに、長く引っ張り過ぎるのです。それゆえに、テンポの悪さが際立ってしまうのです。

すでに、第4話になるというのに、登場人物の関係は出てきた時とほとんど変わっていません。他人の家に勝手に多くの知り合いが出入りしているだけですからね。

これほどの駄作は、正直言ってあまり見たことがありません。

 

上野樹里の魅力は「衣装」?魅力を引き出せないキャラクター

管理人は上野樹里が大好きなのですが、その上野が演ずる熊谷葉菜子というキャラクターも上野樹里の魅力を余すことなく出せるかというと甚だ疑問視しています。

と、いうのも「スイングガールズ」や「ノダメカンタービレ」で魅せたような魅力的なキャラクターでないことです。上野樹里の魅力は「天然」がつくくらいの「ちょっとズレた」感性なのですが、クレーマー葉菜子と言われるように、「ネチネチ」したちょっと陰険なイメージの葉菜子なのです。

熊谷葉菜子役 上野樹里
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少なくとも、管理人が思うには、このキャストで上野樹里の魅力は半減してしまいましたね。ドラマの評価を見ても「上野樹里衣装」などが話題となっていて、役柄などについての評判はそれほどインパクトがありません。

上野樹里の魅力はもっと明るいキャラクターの方が似合っていると思います。

脚本の悪さがここでも露呈しているといえるでしょう。

 

香取慎吾は「はまり役」で役者の評判は固い

演出で役柄にぴったり嵌ったのが、主人公永里大介を演じる香取慎吾です。39歳独身で、一人が好きな大介のキャラクターを見事に演じて(そのままの自身?)います。最近、評判がそれほど芳しくなかった香取慎吾でしたが、この役にはピッタリだったと思います。

香取慎吾は去年の三谷幸喜作「ギャラクシー街道」での評判が悪かったですが、これは脚本の悪さというのがほとんどの評価でした。

以前にも書きましたが、素晴らしい役者さんは、脚本を読んでそのキャストと自分を考えてオファーを受けるそうです。香取慎吾も、そろそろ役者として、自分で脚本を選ぶことが重要になってきます。三谷幸喜ファミリーとか言っても、肝心の三谷幸喜自身が凋落してきている今、ファミリー関係だけでオファーを受けることは考えるべきでしょう。

永里大介
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海外でもメル・ブルック・ファミリーなど実力のある俳優・監督・脚本のファミリー的キャストはありますが、やはりそれはトップで制作を引っ張る人物如何にその作品の出来が掛かっています。

視聴率が若干上がったのは、SMAP解散問題で全国の注目を浴びていたことや、香取慎吾の個人的人気が10%台に乗せる原動力となったのではないでしょうか。「上野樹里衣装」だけがクローズアップされるのは寂しい限りです。

その意味においても、視聴率とドラマの出来は無関係と言えると思います。

 

第4話 あらすじ
ある日、葉菜子(上野樹里)の携帯へ、元夫の和弥(田中圭)から電話がかかってきた。直接話がしたくてマンションの下まで来ているという和弥、葉菜子がベランダへ出て階下を見ると和弥が立っていた。律子(風吹ジュン)と、階下のベランダで二人のやり取りを見ていた大介(香取慎吾)と陽三(西田敏行)らに臆せず「もう一度やり直したい」と訴える和弥だったが、葉菜子は聞く耳を持たない。一体、二人の結婚生活に何があったのか?

そんなことのあった夜、葉菜子の部下の田中莉奈(水原希子)が、大介の部屋を突然訪れた。大介は陽三と食事をしたくないと部屋を留守にしていたが、それをいいことに陽三は莉奈を招き入れる。合コンで知り合って以来、大介のことが気になっているという莉奈は、大介の好きなものや趣味など陽三に聞きまくる。
その翌日、大介が出社すると、佐々木(荒川良々)が婚活パーティーに申し込んでおいたからみんなで行こうと、意気揚々と大介と入江(千葉雄大)に告げる。一緒に行ってやれと、大介が入江に促すのだが……。

公式ホームページより引用
http://www.tbs.co.jp/kazokuno_katachi/story/

 

 

テンポの悪さが際立つ「家族ノカタチ」ですが、最高に良いテンポなのが、ドラマで流れる山下絵里(elle)の歌う「Unpredictable Story」です。第1話からずっとこの曲が耳に残っていました。数多くの問い合わせが殺到したと言いますから、このドラマもこのテーマソングにあるようにピッチを上げて、テンポの良い作品に仕上がて欲しいですね。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。