山崎育三郎と伊藤修子が、「おとうさんと呼ばせて」第7話で、私設探偵として「夢の競演」に多くの注目が集まりました。砂清水誠と八千草千代、互いに上司の命で私設探偵として腕?を競いました。山崎育三郎と伊藤修子は、ともに「お義父さんと呼ばせて」では、名バイプレーヤーの地位を獲得しています。

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砂清水誠を演じる山崎育三郎の役作り
さすがにミュージカル界のスーパースターだけあって、山崎育三郎の演技は随所にミュージカルの要素を取り入れ、砂清水誠の「アホ」キャラを見事に演じています。

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帝洋物産の常務、花澤紀一郎(渡部篤郎)の指示で、次女真理乃(新川優愛)の交際相手の身辺調査を任されますが、その探偵ぶりには、呆れる視聴者もいるかも知れませんが(笑)、一方で、花澤家の長女美蘭(蓮佛美沙子)と付き合っている「現在ホームステイ中」の彼氏、大道寺保(遠藤憲一)の部下、八千草千代との「探偵合戦」は、二人の個性が対照的で、非常に愉快です。
第7話までくると、かなり「砂清水誠」のイメージ作りが出来上がっており、随所で山崎が見せるミュージカルパフォーマンスも許容される範疇といえるのではないでしょうか。(笑)
考えてみると、山崎育三郎の登場するシーンで、管理人が大笑いするのは、セリフの面白さよりも、彼の大袈裟なパフォーマンスの場面が多いです。

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そして、山崎育三郎の声の質も、低音ではなく少々ピッチの高い声で、しかもそれが結構ソフトな響きが心地良く感じられます。
八千草千代役の伊藤修子はおばさんOLがぴったり
よしもとクリエイティブエージェンシーに所属する伊藤修子ですが、すでに「お笑い系」から演技派の女優として活躍しています。
やまびこ商事に勤める美人、否、おばさんOL、八千草千代役ですが、伊藤修子のOL役は素直に「はまり役」と納得がいきます。

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伊藤修子の素晴らしさは、本当に、どこにでも居るようなおばさんOLになりきっていて、しかもその個性が十分に引き出されているところではないでしょうか。
そして、前述の山崎育三郎とは対照的に、アクションではなく、そのセリフと言い回しで笑いをとっていることが注目されます。
これまでも随所で大笑いさせてもらいましたが、第7話でも、大道寺保との会話では多いに笑わせてくれました。
「あのさ、千代ちゃんは同棲したことないよね?」と保に聞かれた八千草千代の返答には爆笑でした。
「何言ってんですかあ。私、同棲も黒帯ですよ!」には、「よく、言うよ、その顔で」ってセリフが自然と頭に浮かんでしまった管理人でした。(笑)
偵察に行ったカフェに現れた砂清水誠が、千代を美蘭と間違えるシーンも楽しかったですね。

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ニットのハットにマフラー、そしてコートを纏った八千草千代に後ろから迫る砂清水は花澤美蘭と人違いする場面ですが、すかさず自己紹介する千代が笑わせてくれました。
「八千草千代、40歳。独身、黒帯です」。さらりと言えるところに「年季」を感じさせましたね。(笑)
今回は、個性的で対照的な俳優、山崎育三郎と伊藤修子の演じる砂清水誠と八千草千代にスポットを当ててみました。互いに職場が違うものの、上司の依頼で次女真理乃の交際相手の身辺調査でバッテンする二人の異色な組み合わせはおおいに楽しませてもらいました。(笑)
いよいよ、終盤となり、果たして51歳独身男の大道寺保と23歳で枯れ専の花澤美蘭は、ゴールインできるのでしょうか?ますます目が離せない「おとうさんと呼ばせて」です。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。
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