山崎育三郎がチャレンジしているコメディ「お義父さんと呼ばせて」で、主人公の大道寺保(遠藤憲一)の恋敵・砂清水誠役で抜群の演技を披露しています。「下町ロケット」で演じた真野賢作のイメージを完全に払拭する見事な役作りが称賛されています。
下町ロケットの真野賢作役の成功から脱皮した山崎育三郎
山崎育三郎と言えば、日本のミュージカル界ではすでに有名で、「レ・ミゼラブル」、「ロミオ&ジュリエット」「モーツアルト」などに出演して活躍していました。
そして、テレビドラマでは、去年秋のクールで放送された「下町ロケット」で、佃製作所の若手エンジニア・真野賢作役で、一躍全国区の俳優としても名を馳せることとなりました。
また、去年暮れには、それまで温めていた元モー娘の安部なつみと結婚して、プライベートでも充実した人生を送っています。
山崎育三郎は「下町ロケット」の前半「ロケット編」では、社長の佃航平と同僚たちを裏切る行為を働く、少し陰のある役を、そして後半の「ガウディ計画」では、人口心臓に使う人工弁の開発を佃航平の会社に依頼するなど、真摯な役どころを見事に演じました。
多くの俳優が、配役での成功の後、そのイメージから脱皮できずに苦労する場合も多い、俳優の世界ですが、山崎育三郎はそのような心配をよそに「お義父さんと呼ばせて」では、見事な役作りでコメディのセンスも光っていますよね。
砂清水誠をコミカルに演じ切る名俳優の山崎育三郎
主演は前述した通り、遠藤憲一で、主役の大道寺保を演じています。その保は51歳で、IT企業に勤める花澤美蘭(蓮佛美沙子)の彼氏です。
美蘭の父、花澤紀一郎は帝洋物産の常務で、山崎育三郎は父が務める帝洋物産の社員で美蘭に惚れていて、保のライバル砂清水誠として登場します。
海外出張から戻った砂清水は、成田から真直ぐ花束を手に花澤美蘭を訪ねてきます。美蘭の母、静香を見るなり、いきなり「お義母さん」と叫ぶ山崎の演技には笑いを誘われました。
そして、その後で、大道寺保と美蘭の結婚の話を聞くと驚き、妹の真理乃から保が51歳だと聞いて、号泣するのです。
帝洋物産に出社した砂清水は、常務の紀一郎のところまで、出向き「51歳のおっさんと美蘭の結婚なんて有り得ない」と訴えます。砂清水の慌てぶりと、紀一郎に訴える姿には爆笑しました。
第3話では紀一郎の策略に利用されるかも知れない砂清水誠
その山崎育三郎の演じる砂清水誠は、保との結婚に大反対の紀一郎の策略に利用されるかも知れません。第3話の中心は、渡部篤郎演じる花澤紀一郎が、あらゆる手を尽くし、大道寺保に娘を諦めるように仕掛けるのです。
保と紀一郎の直接対決が見どころとなる中、砂清水誠も紀一郎の思惑の代理となるのかも知れません。いずれにしても、今後も砂清水誠は保の恋敵として登場します。益々の面白い演技が期待される山崎育三郎です。
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