重版出来！６話 安田顕の演技と役作りに絶賛の嵐！スーパープレイ

重版出来！６話で安田顕が、見事な演技と役作りで安井昇を演じ、そのスーパープレイに絶賛の嵐です。重版出来！６話では、これまで、ずっと物静かで不気味だった安田顕がついにベールを脱いだのです。

重版出来！６話で明らかにされる安井昇の過去を安田顕が名演技

重版出来！第１話から登場している安田顕がキャストの安井昇は、物静かで不気味ささえ漂う大人しいキャラで、少し、物足りなさを感じていたのは管理人だけではないでしょう。

安田顕って、脇役のキャストでもしっかりと、そして絶対に存在感のある役作りをするイメージがあります。どんなキャストでも実に濃い演技で、その役作りの定評は、もう知る人ぞ知る、全国区に広がっていますよね。

北海道のローカル劇団ＴＥＡＭ　ＮＡＣＫＳをここまで引っ張ってきたのも安田顕といえるかも知れません。その安田顕が扮する安井昇というベテラン編集員は、「新人つぶし」の異名を持っていました。右も左も分からない新人漫画家を上手に使い、利用価値が無くなったら、バッサリという分けです。

安井昇のこうして行動は、他の出版社の編集員たちの間でも話題となり、多くの書店の店員たちの知るところともなったのです。黒沢心（黒木華）も本屋の店員、河舞子（濱田マリ）から聞いて知ったのです。

重版出来！６話で明らかにされた安井昇の過去とは、この週刊バイブスのお膝元、出版社、興都館の暗い過去でもあったのです。

８年前に、興都館が出版していた週刊ＦＬＯＷが、廃刊に追い込まれてしまったのです。安井昇は、その週刊ＦＬＯＷの編集を担当していたのです。

週末も休み返上で、人気漫画家で安井がほれ込んだ加藤了の職場に足げに通い、週刊ＦＬＯＷの連載にまで漕ぎつけた熱意に燃える編集員だったのでした。

若き日の安井昇の演技は、とても爽やかで今までの一癖もふた癖もある安田顕からはイメージできませんでした。爽やかで新鮮でしたね。（笑）

「よい作品を作っても売れなければ、ボツになる非常の世界」をこの時、嫌というほど安井昇は味わったのです。新人つぶしという、ありがたく名前を頂戴しても、売り上げに徹するようになったのは、安井昇が週刊バイブスに異動してからのことでした。

【重版出来！メインキャラ】

そのような過去を持つ安井昇でしたが、実は週刊バイブスの多くのスタッフは安井昇と同じ体験をしていたのです。編集長の和田靖樹（松重豊）をはじめ、副編集長の五百旗頭敬（オダギリジョー）も、フリーの菊地文則（永岡佑）も、皆、興都館の同僚で現場にいたのです。

第１話から一風変わったキャラの安井昇とは、すでに気心知った仲間、「同じ釜の飯を食った」仲だったのです。安井昇がどんな人間なのか知っており、心の絆でつながっていたのです。

安井昇は、これまで週刊バイブスで負け知らずの成績を残しており、それは安井昇の苦い体験から生まれたものでした。

新しい作品を提案した新人漫画家の東江絹に断われた安井昇は、ひょうひょうとした態度で編集長の和田に報告します。

ここからが、第６話の最大の名場面でした。

「また、別の書き手を探します」という安井に対し、和田編集長は「任せる」の一言。すべて知り尽くした和田のセリフでした。「信頼」の二文字で結びついていたのですよね。

そして、その場を去る安井昇を後ろから声をかける和田靖樹のセリフが涙を誘いました。

「安井！いつもありがとな。お前が確実に稼いでくれるお陰で、他の作品で冒険できる。勝負するところで勝負できてるんだ。」

安井昇にとって、これほど嬉しい編集長の評価と労いの言葉はなかったでしょう。「夢と理想」だけでは現実は成り立たない、甘いも辛いも知った人間にしか分からないことです。

「いえ、給料分の仕事をしているだけですから」と答える安井昇はあくまでも飄々としていましたね。安田顕、ものすごくかっこ良かったですね。

安田顕と松重豊の演技と役作りは「完璧」でしたね。重版出来！６話は、若き熱血漢溢れる黒沢心を他所に、先輩役の安田顕と松重豊のスーパー演技が強く印象に残りました。Ｇｏｏｄ　ｊｏｂどこｒか、Ｇｒｅａｔ　ｊｏｂでした。

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