ドクターX3話感想 口止め料は2千万!須山三佐江から西園寺へ

ドクターX~外科医大門未知子

ドクターX(4)の3話感想ですが、2話よりもエンジョイしましたね。スーパー外科医の大門未知子が、たい焼き屋の前で、「お金な~い」と財布を逆さまにする様子には笑ってしまいました。患者の体にガーゼを取り忘れてしまった医療ミスを起こす西園寺猛司の慌てぶりと、その患者がかつての不倫相手の愛人という関係も面白かったです。最後の落ちの「口止め料」、都知事選に立候補する患者の須山三佐江が用意したのは2千万。西園寺が三佐江の口封じに準備したのは500万円でした。(笑)

 

ドクターX3話感想1 須山三佐江が用意した口止め料は2千万!

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ドクターX3話の冒頭で、外科医の加地秀樹(勝村政信)が患者とのツーショットを医者仲間に見せびらかしていると、西園寺猛司(吉田剛太郎)に「行動を慎むよう」に注意されてしまいます。

もう、この段階で大笑いしていました。「あらすじ」から、この後の西園寺自身の過去にあった患者との愛人関係が暴露されるのが分かっていましたからね。(笑)

 

それにしても、3話では、蛭間院長(西田敏行)や西園寺猛司のオタオタぶりがクローズアップされ、「男の守りの弱さ」がよく出ていましたね。

それに対し、泉ピン子演じる副院長の久保東子や、今回のゲスト、松下由樹の扮する須山三佐江の堂々とした態度には「女性の強さ」がよく出ていました。(笑)

 

手術が終わったら、全てをクリーンにするという須山三佐江が、まさか都知事選に立候補とは驚きましたが、その反面、西園寺猛司が自分の立場からオタオタしていたのが、現実的でした。

そのため、三佐江に対し、口止め料と慰謝料を院長から借りる西園寺猛司でしたが、その額が500万円というのには、管理人もがっかりしました。(管理人の勝手な予想は1000万円だったので)

 

しかし、都知事選に立候補しようという須山三佐江の方が上手でした。彼女が自分の過去の口封じのために西園寺猛司に用意した口止め料は2000万円でしたね。(笑)

私を捨てた詰まらぬ男に人生を台無しにされたくない」と、完全に西園寺猛司を見下していましたね。でも、大切に使っていた古い財布を見た大門未知子の慧眼にも驚きました。その財布は西園寺が付き合っていた時、三佐江にプレゼントした財布だったんですから。

 

ドクターX3話感想2 大門未知子が庶民的なところが魅力のドラマ

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ドクターX3話感想で、もう一つ強く思ったのが、大門未知子の庶民性ですね。たい焼き屋の前で、自分の財布を逆さまにして、出てきたコインは55円。あれほどの外科医なのにいつも「金欠」なところが、面白い設定ですし、「金欠」の感覚は非常に庶民的といえると思います。

 

また、米倉涼子の演技にも笑わせてもらいました。道路に落ちた他人の財布を見つけて拾う場面では、こっそりとその財布の場所へ近づくと、わざとらしい声を上げながら自分のハンドバッグを落として、一緒に財布を拾うという小賢しい真似をして拾います。

道徳ではなく、人間の心理描写がとても愉快でした。結局、麻雀仲間の所長たちに持ち帰ったお土産のたい焼きは、大門未知子が買ったのではなく、お店からいただいた「ご馳走」になったものだったと後で分かりましたがね。

派出所に届けた財布を警官に手渡すシーンも笑えました。「お約束」とも取れるようなシーンであり、演技なのですが、米倉涼子演じる大門未知子があれを演じると非常に愉快でした。

 

警官に届ける財布が、中々手から離れないという心理が理解できるからでしょうか、あのシーンには爆笑してしまいました。痛いほど大門未知子の気持ちが分かるってのは、自分の気持ちなんでしょうけれど、愉快でした。(笑)

ドクターXが受ける魅力の一つは、フリーランスのスーパー外科医の大門未知子の「庶民性」が、視聴者との距離を縮めているところだと感想を持ちました。

3話では、医療ミスが発覚した西園寺猛司や、クラブのホステスから都知事を目指す須山三佐江、大学病院の世間体と評価が気になる蛭間院長と、出演者のキャストがそれぞれの心理描写と重なり、手術シーンとの緩急がよく、2話よりも楽しく観劇できました。

 

最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。

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