漫画大賞を欲しがる高畑一寸の「ツノひめさま」の受賞はあるのか?

重版出来!

重版出来!最終回の最大のテーマが近代芸術文化賞の漫画部門大賞の行方です。筆頭候補に挙げられている高畑一寸の「ツノひめさま」と週刊エンペラーの「ヒッチポッチ」の一騎打ちのようです。果たして、高畑一寸が切願する漫画部門大賞の受賞はなるのでしょうか?

 

重版出来!最終回で漫画部門大賞に臨む高畑一寸とは?

重版出来!に登場する人物で、高畑一寸ほど恵まれた人物はいないでしょう。週刊バイブスの五百旗頭敬と組み、初連載した「ツノひめさま」が大ヒットし、それ以来、ずっと連載を続けてきた週刊バイブスの稼ぎ頭とも言える存在です。

長期連載では、漫画界の大御所とも言われる三蔵山龍に次ぐような長期連載作品ともいえる「ツノひめさま」が漫画大賞を受賞しても何も不思議もありません。

このようなチャンスに週刊バイブスのスタッフも、黙って見ている訳ではありません。当然、「打倒エンペラー」を掲げてきた和田編集長以下、編集部、否、全社を挙げて高畑一寸の援護射撃の体制です。

女性に弱いとされた高畑一寸は、それまで一緒に暮らしていた彼女、梨音と断交するくらいに漫画に集中するようになっていたので、彼としてもどうしても欲しい漫画大賞なのです。もし、受賞するようなことがあれば、梨音を手放した意味があったということになります。

 

重版出来!最終回で姿を現す新人漫画家・中田伯の鬼才

恵まれた高畑一寸がいる一方で、幼年期に両親から受けた虐待から、心が閉じがちで、他人との交友関係が築けない中田伯は、そのような過去から、とてつもないエネルギーを生み出していました。次から次へと浮かぶネームは、まさに中田伯を「鬼才」と呼べるほど才能に満ちていました。

その中田伯を担当する黒沢心の懸命の援護もあり、ついに週刊バイブスの連載決定会議で、連載が承認されたのです。

そして、連載が開始されるや否や、読者の評判はうなぎ登りとなり、バイブス編集部も、その勢いを買って、単行本の発売企画や、営業部員の小泉純の仕掛けるサイン会など、興都館週刊バイブス一丸となって中田伯の「ピーヴ遷移」を売り出します。

類まれな才能を持つ中田伯でしたが、何もかもが初体験です。自閉症に近い彼の性格は、どんどん彼自身の中に中田を閉じ込めていくようです。

心配した三蔵山龍からアドバイスを受けた黒沢心が、親身になり接すれば接するほど、今度はその黒沢心の親切心が仇をなってしまうのです。

ついに中田伯は黒沢心を遠ざけるようにまで追い詰められてしまうのです。事情を知っている黒沢心ですが、中田伯とこれまで築き上げてきた信頼関係を壊すことだけはしたくありません。

重版出来!最終回で、漫画大賞の陰に隠れた最大の見所は、この黒沢心と中田伯の葛藤にあると言えるでしょう。果たして、どのようにして黒沢心が中田伯のケアをするのか、そして、肝心の漫画大賞の行方が中田伯の予期せぬ受賞となるのでしょうか?必見の重版出来!最終回です。

 

重版出来!これまでのあらすじ

重版出来!最終回あらすじ デビュー成功の陰で中田と心に亀裂が

重版出来!9話のあらすじ 高畑一寸と梨音の不和と同業の引抜き

重版出来!8話のあらすじ 新人を襲うネーム恐怖症と巨匠の復活

重版出来!7話のあらすじと見所 新人の行く末と天才漫画家の末路

重版出来!6話あらすじ 黒木華の着物姿と黒沢心の「掟破り」

重版出来!5話あらすじ 見どころは久慈勝社長(高田純次)の半生

重版出来!第4話あらすじと見どころ なるか新人発掘!黒沢心!

重版出来!第3話あらすじと見どころ 新入黒沢心に担当者が決定 

重版出来!第2話あらすじと見どころ 部数決定会議(部決会議)の嵐

 

最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。

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