重版出来!8話エゴサーチの恐怖から大塚シュートが見事に脱出!

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重版出来!8話で、制止されていたエゴサーチに手を出し、恐怖症に陥った新人漫画家大塚シュート(中川大志)が描かれています。人間観察力のある五百旗頭敬に適切な説明とアドバイスを得て、自信を取り戻した大塚シュートは、どのようにしてエゴサーチの恐怖を脱したのでしょう。

 

重版出来!8話に登場するエゴサーチとは?

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エゴサーチとは、一言でいうと、サイト運営者やブロガーが、自分自身の評判、評価を検索することを指します。

サイト運営者やブロガーは、自分がどのように評価されているのか気になるものです。そこで、自分のサイトを「検索」するのです。

しかし、これには盲点が潜んでいるのです。重版出来!8話に登場する大塚シュートは「KICKS」を引っ提げ漫画家としてデビューしたのですが、それまで順風漫歩に進んできた自分のキャリアに自信があったのでしょう。

担当の編集者、週刊バイブスの副編集長、五百旗頭敬に制止されていたエゴサーチを「やっちまったい」なのでした。(笑)

大塚シュートは、ウキウキしながらエゴサーチをしていると、「偽善サッカー漫画!!!!!」や「大塚シュート・・・一発屋確定wwwww」などのネガティブコメントを見つけてしまうのです。

このようなネガティブコメントを読んでしまったため、それまで自信を持って描いていたネームが描けなくなってしまいました。

それを聞いた五百旗頭は、大塚シュートに「他人と感情を共有できる性格だから影響される」と指摘し、その感性は悪いものではなく、成功するのに必要だと説きます。

 

重版出来!8話で大塚シュートがエゴサーチ恐怖症から脱出した方法とは?

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五百旗頭敬から聞かされた「他人と感情を共有できる」素質を褒められた大塚シュートは、自己受諾、つまり自分を前向きに捉え、全てを受け入れることにしました。

自己分析をした大塚シュートは、自身の描く漫画に登場する人物が、最後は皆良い人になることに気付き、それが自分自身の現れであり、長所だと認識します。

自分をすべて肯定できた時、すでに大塚シュートは「エゴサーチの恐怖」から脱していました。

結局、顔も見えない相手に対し、ネット社会では、社会の鬱憤を晴らすかのようなネガティブコメントが横行します。酷い時には「炎上」なんて言葉まで登場します。

大塚シュートの「感情を共有できる」ことが、漫画読者の心を掴めるとすれば、その正反対に位置する中田伯はエゴサーチには影響されにくい性格と言えるでしょう。中田伯はエゴサーチには強いかも知れませんが、それこそ中田伯の弱点でもあるのです。

すでに記したように、人間観察力に優れた編集者の五百旗頭は、中田伯が人間関係に疎く、感情の共有が下手だと見ており、どう描いても登場人物が同じになってしまう欠点を見抜いていました。

他人を気にする余裕もないほど、中田伯の生い立ちは追い詰められていたので、無理も無いことです。

しかし、辞めていった先輩アシスタント、沼田渡の存在を考え始めた中田伯を見た師匠である三蔵山龍には、それが中田伯にとって初めて他人を気にするようになった変化と捉え、中田伯の殻を破る成長と期待するのでした。

中田伯のデビューも間近なのではないでしょうか。

 

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最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。

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