お義父さんと呼ばせて最終回で、和久井映見が演じる花澤静香が離婚届を置いて家を出てしまいます。大道寺保(遠藤憲一)は紀一郎と静香の娘花澤美蘭(蓮佛美沙子)との年の差婚を成就することができるのでしょうか?
和久井映見の演じる花澤静香とは?
第1話の時からすでに「大人なら誰でも秘密の一つや二つはあるんじゃないですか」と意味深な言葉をさりげなく話していた静香役の和久井映見。
何度も化粧台の引き出しに仕舞っておいた離婚届が画面に映しだされていましたね。
しかし、静香はこの花澤家を守ってきた人ですから、愛情は深いものがあるはずです。しかし、離婚届を準備するほどの理由とはいったい何でしょうか?
管理人は、こう思うのです。
それは、静香母さんの本音は「離婚」ではなく、亭主の紀一郎にもっと気持ちと愛情を注いで欲しいということです。
丁度、子供が忙しい母親に「お母さん、もっとこっちを向いてよ」という、それに似た感情だと思うのです。少なくとも子供たちが認めているように、花澤紀一郎は家庭のことは静香に任せきりで仕事と浮気に精を出してこれたのです。(笑)
それだけ、家庭と子供たちを大事に育てあげてきたのですから、やはり離婚は本音ではないでしょう。
渡部篤郎演じる花澤紀一郎とは?
本当に渡部篤郎の演技には十二分に笑わせていただいた管理人ですが、渡部篤郎演じる花澤紀一郎を思うとき、「この人も憎めないな」と感じずにはいられません。あまりにも怒る演技が上手なので、渡部の血管が切れないかマジで心配になるほどでした。(笑)
ただ、すぐに「熱くなる」性格なんでしょうね。でも、根はいい奴って人は多いもんです。怒っても、許される人と言えば良いのでしょうか。怒り方に中になんとなく愛情を感じる人って居るものです。
私にはジムという友達が居て、「アイリッシュ・ジミー」と呼ばれ、怒りっぽい性格で、仲間から嫌われているのですが、私は彼のこと、嫌いじゃありませんでした。顔を合わせた途端にいろいろ文句を言いだし怒り出すのですが、それを見ると、つい可笑しくなってこちらが吹きだしてしまうのですが、私が笑っているとジムは収まるのです。(笑)
花澤紀一郎を見ていると、ついジミーを思い出してしまうのですが、紀一郎も絶対に悪い人間ではありません。只、やはり自分の娘花澤美蘭(24歳)が大道寺保(遠藤憲一)のように、自分と同い年の男に嫁がれるのが、居た堪れないのでしょう。
この点に限って言えば、男の身勝手と言われても仕方がありませんが、心情ってそんなものなのではないでしょうか。
反対に女性の方が、美蘭の気持ちが理解できるのではないでしょうか。まあ、個人差ってのは、いつでもどこにでもあることですが。
お義父さんと呼ばせて最終回で花澤静香は戻ってくるのか?
和久井映見が役作りしてきた花澤静香を思うとき、花澤紀一郎が例え表向き反省しなくとも、絶対に戻ってくると確信しています。
ここまで、面白くて愉快な登場人物を描いてきた脚本ですから、最後の最後に「ぶっ壊す」(笑)ことは絶対にしないと思うのです。と、いうか、して欲しくありませんよね。
長年に渡り築き上げてきた花澤紀一郎と花澤家のことを簡単に切って捨てる花澤静香ではないと思います。最終回の「おとうさんと呼ばせて」が待ち遠しいです。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。
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