ドクターX5話では、自らが強要した論文により、赤井富夫医師(長谷川朝晴)による論文盗用が発覚し、窮地に立つ蛭間重勝病院長(西田敏行)の姿が描かれていました。怒りに任せた部下の処分に対し、日頃から鬱憤を募らせていた部下たちは副病院長の久保東子(泉ピン子)に付いて、蛭間病院長に反旗を翻します。蛭間重勝はこのまま失脚するのでしょうか。
ドクターX5話 論文強要が仇になった蛭間重勝と赤井富夫による論文盗用
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ドクターX5話では、京都明青大病院による新薬グリソテール開発の論文が世界の注目を集めたことから、ライバル以下の明青大病院に負け地となり、病院の格付け、ステータス向上のために、東帝大学病院長の蛭間重勝(西田敏行)は、部下に論文を強要します。
東帝大学病院の対立する外科部長の西園寺猛司(吉田剛太郎)と内科部長黄川田高之(生瀬勝久)は出世競争を意識しており、互いに負け地となり部下に論文を奨励します。
そんな中、黄川田内科部長の部下の若手内科医・赤井富夫(長谷川朝晴)が書いたという論文を元に、内科主導で外科手術との併用を切り札とすることを黄川田高之が決意します。
執刀は、長万部出身というニューヨーク帰りの北野亨が請け負うこととなり、手術後には蛭間病院長が大好きなプレスリリースを行いました。
「膵癌に対する抗がん剤と免疫療法の併用」と銘打った臨床手術は脚光を浴び、黄川田も赤井も得意満面でしたが、苦虫をつぶしていた副院長の久保東子の手元には、この元になったという赤井富夫の論文が盗用だとすっぱ抜いた記事がありました。
あってはならない、学術界の盗用、盗作(plagiarism)は重大な罪であり、最大の汚点を残す汚れた行為です。
医師全員が集められた席で、内科部長と外科部長を叱責する病院長の蛭間重勝ですが、事件の大元となる赤井富夫に対しては「即刻首」を言い渡します。
ドクターX5話 論文強要が仇になった蛭間重勝と赤井富夫の論文盗用
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ドクターX4シリーズでは、蛭間重勝に失脚させられた元病院長久保茂の妹、久保東子副院長が、事件の張本人で首を言い渡された赤井富夫を使い、大規模なプレスコンファレンスを開きます。
冒頭で、赤井富夫の論文が、ボストンにあるハーバート医科大学のジョン・スターキー教授の論文の完全盗用だったことを認め、赤井に謝罪させると共に、総責任者として病院長の蛭間重勝を糾弾します。
外堀が完全に埋められた蛭間重勝に、東帝大学病院の副院長久保以下、内外科医が揃って辞職を要求してきました。
赤井富夫の論文をベースに術式を許可した内科部長の黄川田や、執刀を担当した北野亨、そして外科部長の西園寺猛司を始め外科医全員が揃って院長室にやってきます。
これで完全に内堀も埋まってしまった蛭間重勝です。ついに、権力を欲しいままにしてきた蛭間重勝に部下の謀反が発生した瞬間です。
病院の名誉と謳った論文書きは、所詮、自分の地位を上げるためのものであり、患者を無視した所業はこのような顛末を迎えたのです。
しかし、「只では転ばない」蛭間重勝のこと、どんなことをして延命を図るかまだ予断は許せません。ますます、面白くなってきたドクターXの今後の展開が楽しみです。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。
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