夏目漱石の妻キャスト 長谷川博己が夏目漱石のキャストに抜擢!

夏目漱石の妻

ドラマ「夏目漱石の妻」で、長谷川博己が文豪夏目漱石キャストに抜擢され、見事な漱石キャストを演じています。当然ながら、当人の夏目漱石本人ではありませんが、長谷川博己の演じる夏目漱石の役作りは「完璧」といえるほど、イメージ作りが冴えています。共演の尾野真千子扮する夏目鏡子と長谷川博己漱石は、本物の夫婦感さえ漂います。

 

夏目漱石の妻キャスト 長谷川博己が演じる文豪・夏目漱石の生まれ

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夏目漱石の妻で、主人公夏目鏡子の亭主といえば、日本が誇る文豪・夏目漱石です。漱石キャストに抜擢された長谷川博己は、「本物」の漱石をイメージさせる役作りで名演技を見せていますが、ここで、もう一度、夏目漱石の生まれや生い立ち、そして足跡を振り返ってみましょう。

夏目漱石と言えば、「坊ちゃん」や「吾輩は猫である」を執筆した文豪として、知らない日本人はいないでしょう。しかし、そうは言っても、彼の本名が「金之助」だったことや、精神的な病を抱えていたことなど、詳細を知らない方も多いでしょう。

夏目漱石は、慶応3年、といいますと1867年、当時はまだ東京が江戸と呼ばれていた時代、牛込馬場下横丁で生まれました。今でいうと、新宿の喜久井町に当たります。

慶応3年がどのような年であったかというと、徳川慶喜が15代の征夷大将軍に就任した年で、日本が初めて出展したパリの万国博覧会が開催された年です。巷を賑わせている東京の築地市場の辺りが、「外国人居留地」と指定され着工された年でもあります。

 

夏目漱石の妻キャスト 長谷川博己が演じる文豪・夏目漱石の生い立ちとは?

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夏目漱石は慶応3年(1月5日)、夏目直克と千枝の5番目の子をして生まれました。父直克はこの高田馬場一帯を治める名主の家柄で、近辺のイザコザや争い事を収めるだけの力と権力の持ち主でした。

そのような家庭に生まれた漱石でしたが、漱石の誕生は両親が高齢となってからのことで、「恥かきッ子」として、生後まもなく里子として家を出されてしまいます。

名家の生まれでしたが、翌年が明治元年となる激動期で、生家も没落途上にあったのが里子に出された理由ともされています。金之助(漱石の名前)を可哀そうに思った姉により、一旦は実家に戻されましたが、すぐに当時書生として夏目家が世話をしていた塩原昌之助に養子に出されてしまいます。

 

このように、幼少の頃からぞんざいな扱いを受けたこともあり、漱石は実の父母を祖父母と思い込んでいた時期もあったそうです。

父直克は、塩原昌之助を見込んで漱石の養子縁組を決めたようですが、これがとんだ見込み違い、昌之助の女性問題が勃発し、養父母が離婚し、実家の実母と養父の人間関係悪化など、漱石を取り巻く人間関係は、後の漱石の人生に大きな影を落としました。

 

夏目漱石の妻キャスト 文豪・夏目漱石と俳聖・正岡子規との出会い

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夏目漱石は、22歳の時、同窓生で俳句の正岡子規と劇的な出会いを果たします。二人の関係は、この時、漱石が正岡子規の「七草集」の批評を漢文で書いたことから始まり、子規が生涯を閉じるまで続きました。漱石は英国留学中で、正岡子規の最後を看取ることはできませんでした。

元々「漱石」というペンネームは、正岡子規が使っていたものであり、夏目漱石がこの「漱石」という名を子規から譲り受けたものと知る者は多くありません。

子規は、「漱石」という名を唐時代の「晋書」 の故事、「漱石枕流」から用いて名前に付けたのです。而してその意味とは、「負け惜しみの強い」或いは「変わり者」という意味で、漱石自身、自分と被せていた節もあります。

正岡子規と夏目漱石は、互いに作品の書評を書くなどして交流は深くなっていきました。また、夏目漱石は、「方丈記」の英語翻訳なども手掛けていることです。

 

夏目漱石の妻キャスト 文豪・夏目漱石の結婚と英国留学

夏目漱石は親戚の勧めなどもあり、貴族院書記官長・中根重一の娘と見合い結婚することになります。漱石が29歳の時です。見合い相手の中根鏡子(尾野真千子)は当時21歳でした。

鏡子の最初の懐妊は、漱石の父の死や家庭環境の変化などで流産してしまい、ヒステリー症を患ってしまいました。しかし、3年目には、初めての女の子が誕生します。長女の秀子が誕生した翌年、漱石は文部省の派遣で英国へ研究留学を命じられたのです。

この留学時代に夏目漱石は、精神的な重圧につぶされていたようです。帰国後も妄想に憑りつかれたりするのは、この留学の体験によるものが大きかったのではないでしょうか。

生活も苦しいものがありましたが、夏目漱石と鏡子は二男五女をもうけるなど、夫婦愛は強かったといえるでしょう。

帰国後、DV、つまり家庭内暴力を被りながらも、それが病気のせいであるという医師の診断を受けた鏡子は、子供たちを暴力から守りながら、漱石の面倒も看るという気概のある決意で生きる選択をします。

 

夏目漱石の妻キャスト 文豪・夏目漱石を演じる長谷川博己とは?

夏目漱石の妻で、夏目漱石キャストを演じる長谷川博己は現在39歳の俳優でヒラタオフィスに所属しています。

ヒラタオフィスの代表的俳優といえば、工藤夕貴や多部未華子、森カンナ森脇英理子などがいます。

ドラマ「夏目漱石の妻」で漱石を演じる長谷川博己の演技を見ても分かる通り、長谷川博己は中央大学文学部を卒業すると、文学座附属の演劇研究所に入所します。そして、2002年に研修過程を終了して準所員として入所します。

2006年に正式に座員に昇格しましたが、同年、すぐに退団して芸能事務所フォスターに入所し、10年には現在のヒラタオフィスに移籍しました。

ヒラタオフィスに移ってから、「セカンドバージン」(NHK)で鈴木京香と共演して話題となり、その翌年には「鈴木先生」(テレビ東京)で初主演を飾りました。そして、続いて「家政婦のミタ」で演じた父親役でさらに知名度を上げ、現在に至っています。

口に蓄えた髭や髪型、或いは声や話し方など、夏目漱石のイメージにぴったりな役作りと演技を披露している長谷川博己は、ヒロイン役の尾野真千子同様に、完璧に息の合った夫婦役を二人でこなしています。

今作のドラマ「夏目漱石の妻」は4話で終了となってしまいますが、本当に勿体ない話で、できれば10話まで続けて欲しかったですね。素晴らしいキャスティングとなりました。

 

最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。

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