小宮豊隆役が似合う役者・柄本時生が夏目漱石の妻で演技が好評

夏目漱石の妻

夏目漱石の妻で、役者の柄本時生小宮豊隆役を演じ、演技がすこぶる好評です。柄本時生が演じる小宮豊隆夏目漱石の弟子で、引っ越しなど夏目家の手伝いなどもしますが、妻の鏡子夫人を演じる尾野真千子の絡みもとても息の合った演技で楽しかったです。

 

夏目漱石の妻キャスト 柄本時生がキャストを演じる小宮豊隆とは?

夏目漱石の妻キャスト一覧まとめ 漱石誕生の時代背景や人間関係 >

夏目漱石の妻に登場する小宮豊隆とは、漱石の門下生の中で、「四天王」の一人とされる漱石の弟子の一人で、役者の柄本時生が演じています。

小宮豊隆は、鈴木三重吉、安倍能成、森田草平と並んで、夏目漱石の元で文学を学んだ木曜会のメンバーです。漱石の家に出入りしていた弟子たちの中で、鈴木が木曜日を集まる日に定めようと提案したことから、木曜日を面会日と決め、後にこれが「木曜会」と命名されました。

 

1884年生まれの小宮豊隆は、漱石より17歳年下で、長く漱石の傍で修行した関係もあり、後に「漱石全集」の編纂に長いこと関わりを持ち、夏目漱石の伝記など多数の著書を書き記したことで知られています。

小宮豊隆には余談があって、小宮は周囲から「漱石神社の神主」とからかわれることがあるほど、夏目漱石を師と崇めていたことです。「漱石全集」の尽力にも納得がいくでしょう。

また、小宮豊隆自身、漱石の書いた「三四郎」のモデルとなったことで知られています。

 

夏目漱石の妻キャスト小宮豊隆を演じる柄本時生と尾野真千子の名シーン

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夏目漱石の妻3話で、夏目家は家主の都合により駒込西片町へ引っ越しすることになります。近くの駒込なので、夏目家の引っ越しには門下生の弟子たちが手伝いに集まりました。

遅くきた鈴木三重吉は、遅れた罰として黒猫を鏡子夫人から任されました。おしっこされたり大変だったようです。(笑)

一方の小宮豊隆は、壊れ物のガラス物を任され、布団などに包まないで、手で直に運ぶよう命ぜられます。道々、ワイワイ話ながら引っ越しますが、鏡子夫人と会話を交わす小宮豊隆は興味深いことを話します。

奥さん、先生が大学を辞めるって本当ですか?」それを聞いて驚く鏡子夫人ですが、漱石が大学を辞めて朝日新聞に移るという噂が世間では出回っていたのです。

この出来事なども、門下生の小宮豊隆がいかに、普段から漱石先生の情報に通じていたかが分かりますよね。

 

第4話では、壇蜜が演じる漱石の愛しの女性、大塚楠緒子を漱石宅に案内するのが小宮豊隆です。すでに、大塚楠緒子の存在を荒井伴男から聞いていた妻の鏡子は、楠緒子を返しておいて、小宮を連れ外に出ます。

漱石の身辺をよく知る弟子の小宮豊隆から大塚楠緒子のことを詳しく聞き出そうという魂胆でした。夏目鏡子夫人を演じる尾野真千子の滑稽さと、大人をからかうような視線で鏡子夫人を見る柄本時生の雰囲気はとても楽しく見事な演技でした。門下生の小宮を演じる柄本時生には、「はまり役」といってよいほどナイスキャスティングだったと思います。

残念ながら、素晴らしいドラマ「夏目漱石の妻」は4話で終わってしまいましたが、長谷川博己と尾野真千子が扮する夏目漱石と鏡子のキャストですが、脇役のキャストも素晴らしいドラマでしたね。

 

夏目漱石の妻の感想

夏目漱石の妻4話感想 夫婦喧嘩は犬も食わぬし小説より奇なり

夏目漱石の妻3話感想 念書を巡る漱石鏡子と昌之助の壮絶な攻防

夏目漱石の妻2話感想 現代にも通じるお見合い結婚の素晴しさ

夏目漱石の妻1話感想 大感動の漱石と鏡子の夫婦愛と絆

 

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