家族ノカタチ最終回視聴率と感想 予想外の変化球のストライク

家族ノカタチ

家族ノカタチ最終回が永里陽三(西田敏行)の逝去と息子大介(香取慎吾)の熊谷葉菜子(上野樹里)へのプロポーズで終了しました。最終回視聴率はどうなったでしょうね。最終回の感想は、大介の度肝を抜く、予想外の変化球に驚き、ど真ん中のストライクに唖然としています。

 

家族ノカタチ最終回の視聴率

< Unpredictable Story家族ノカタチ主題歌歌詞2番まで >

前回の9話で、8.9%と持ち直した「家族ノカタチ」の視聴率です。家族ノカタチは、日曜日放送ということもあり、最終回の視聴率が10%の大台に乗せる可能性は十分あるでしょう。

しかしながら、前クールの「下町ロケット」の高視聴率から見ると、日曜劇場としては不本意な視聴率に終わったと見るのが、極めて妥当な評価と言えそうです。

家族ノカタチ最終回視聴率は9.6%と、残念ながら大台の10%に届きませんでした。

 

家族ノカタチ最終回の感想

< Unpredictable Story家族ノカタチ主題歌歌詞2番まで >

家族ノカタチ最終回は、予想されていたことですが、永里陽三が亡くなりました。葬儀を済ませ、出棺の場面となり、管理人の感想は、永里大介の「当家代表の挨拶」がしっかりしていると思った矢先でした。急に大介のトーンが変わり、亡くなった自分の父の名誉を傷つけるような発言が始まったのです。

 

参列していた熊谷葉菜子が「今、ここで言うべき話じゃない」という常識ある発言をよそに、陽三の生前からの友人シゲさんの「言っちゃえ、大介くん。言っちゃっていいよ」の言葉に背中を押された大介は言葉を続けます。

一人が好きで、はなはだ迷惑だった親父だったけど、不思議なことに、たった一つ、ありがたいと思うことがある。」と、自分の気持ちをさらけ出すのです。本来なら許されない発言も、故人を前に、送り出す息子の話をじっくり聞こうと参列者は耳を傾けます。

「一人で居ることが好きな自分だが、この人となら二人でもいいかなって思える」と暗に葉菜子に対する好意を意思表示します。

 

父親に対する中傷も、この葉菜子に対する意思表示で、周囲も納得できたのです。シゲさんと葉菜子の母、熊谷律子の「諸先輩」の言葉も良かったですが、管理人の感想は、そのあとの高瀬和哉と田中莉奈のセリフがお洒落だったなあということです。

実に奇妙な場面での大介による奇妙なプロポーズに対し、和哉が「すごい変化球だな」と言うと、隣にいた莉奈がそれを受けて、「でも、どストライクですね」と返すセリフはかっこ良く決まっていましたね。

 

家族ノカタチ最終回は見ごたえがありましたが、全10話を通してみた場合の感想はイマイチ、よく分かりませんでした。

普通に学校に通い、普通に就職して、普通に結婚して、普通に子供をもうける、そんな「普通」の時代はとっくの昔の話です。ちょうど、亡くなった大介の父親陽三の時代の話です。

どの暮らしが正解で、どの暮らしが不正解というものはありません。それぞれが、できる範囲で個人個人が選択しながら生きていく時代となったのです。

結婚したくても、できない社会」というのは、バブル崩壊した「失われた15年」の頃から、社会学的な見地からは当然でした。何故なら、それまでの「終身雇用」を企業が捨てたのですから、それまでの「普通」が普通ではなくなってしまったのですから。

私は異文化の世界で長く暮らしてきたので(人生の半分は海外生活)、外から日本を見ると、日本では、学校を卒業してしまうと、異性と知り合う機会が急減するということです。

 

今回のドラマ「家族ノカタチ」の主人公となる永里大介にしても熊谷葉菜子にしても、会社における立場がキャリアとしては十分安定しているのが救いでしょうが、もっと若い世代でしたら所得の面でも大変だと思いますよね。

戦争に負けて、焼け野原から再出発した日本は、戦後「奇跡の繁栄」を遂げました。そして、「追いつけ追い越せ」の掛け声も聞こえなくなりました。

物質文化で言えば、世界最高水準にすでに達してしまったのです。ここから、先、どこへ行くのか、改めて考えさせられたドラマでした。

 

家族ノカタチ 視聴率

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最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。

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