「ダメな私に恋してください」、通称「ダメ恋」が最終回を迎えます。兄の妻、春子(ミムラ)の心は黒沢歩(ディーン・フジオカ)に対して開かれるのでしょうか?柴田ミチコ(深田恭子)は元主任黒沢歩に「蹴られた」プロポーズで撃沈して、元彼の最上大地(三浦翔平)と結ばれるのでしょうか?
春子が黒沢歩の気持ちを受け入れられない訳は兄
春子の心は、黒沢歩に対してどのようなものなのでしょうか?それを知るには、春子の亡くなった亭主、つまり黒沢歩の兄、一(はじめ)に対する気持ちを理解しないとならないでしょう。
春子にとって一は、いまだ忘れらない「生涯の男性」なのです。英語で言うと「Love of my life」と言いますが、他の男性に気持ちは向かないのです。例え、それが一の愛した弟であっても、です。
逆に言うと、春子の気持ちの整理をつける手伝いができる男性も、今のところ、歩しか居ないということもできると思うのです。しかし、そのためには黒沢歩が心を先に開かねばなりません。
義理の姉とはいえ、残念ながら亭主であった兄の一は他界しているのですから、「心の底から愛しているなら」黒沢歩が春子に対し、愛を告白する資格は十分にあります。
黒沢一に対する春子の気持ちに整理がつかない限り、黒沢歩との関係は、義兄弟で終わる運命にあるのです。
果たして、ダメ恋最終回で、黒沢歩は自分自身と正直に向き合って、心を開いて春子と打ち解けることができるのか、それが最大の焦点となるでしょう。
ダメ恋最終回で春子の黒沢歩に対する気持ちがはっきり?
ヒントがあるとすれば、これまでの劇中における会話に於いては、未だ亡くなった一のことが忘れられないでいると言えるでしょう。
黒沢歩と接するとき、それは兄であった亡き一を思い出すためでもあり、少なくとも、未だに一を「生涯の伴侶」として考えているようです。と、いうか、これは「考え」ではなく「感情」でしょうね。
ですから、春子の感情の整理、つまり残念ながら「一は運悪く亡くなってしまった」という事実を心の底から受け入れ、瓜二つで自分を慕ってくれる兄の一に似た弟の黒沢歩の愛情、気持ちを受け入れる気持ちに変えられるかが、春子のカギを握っています。
その一方で、春子は柴田ミチコに対し、「あらー、ミチコちゃんって、黒沢君が好きなんじゃないの?」って発言しているくらいですから、「好きな亭主の弟」としてしか黒沢歩のことは考えておらず、柴田ミチコに対しては、好意的に見ていると言えるでしょう。
柴田ミチコ、黒沢歩、そして春子の三角関係を考えるとき、プロポーズまでして、自分の気持ちをさらけ出しているミチコですから、次のムーブは、つまりボールを持っているのは黒沢歩ということになります。
振られた柴田ミチコは自暴自棄で自爆か最上大地が救世主となるか?
黒沢歩主任の気持ちが自分に気持ちが向いていないとして、喫茶ひまわりを出た後、ミチコはアラサーを自覚した焦りから「貢ぐちゃん」に逆戻りするようです。
黒沢歩にプロポーズして、断られているミチコですから、このまま転落していくのか、あるいは黒沢歩の決断により春子を諦める歩がミチコの気持ちを受け入れるのか、ミチコにとっては、あくまで黒沢次第の状況が続くようです。
元彼の最上大地に対しては、好意はあっても「生涯の男性」という意識はないようです。
果たして、その黒沢歩は、どこにボールを投げるのか、ダメな私に恋してください最終回から目が離せません。
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