下町ロケットで貴船教授に取り入っているpmeaの審査官、滝川信二の「ネチネチ」ぶりは、すでにその極限に達し「ネチネチ」から「粘々」の納豆野郎の境地に達した9話でした。
PMEAの審査官滝川信二(キャスト篠井英介)という男
篠井英介さんが演じる滝川信二という男、昔から言われる「女の腐ったような男」を見事に演じていましたね。見ているだけで鳥肌が立つようで、彼の口調を聞いているだけで、虫づが走る思いをする管理人です。元医薬品メーカーに勤めていたようで、この方も医療界との癒着が酷い人物であります。
アジア医大の貴船教授とは、「緊密な関係を維持」しており、何かと便宜を図る人間として描かれています。
貴船の魂胆を熟知している滝川ならではの、ガウディチームをアジ医大の貴船と日本クラインに靡くよう誘導するスピーチには、戻しそうになる管理人でした。(笑)
そして、すでに過去二度の面談でもお馴染みの、気分が滅入るようなスピーチを三度目のPMEAの面談でも行うのです。
※PMEA=独立行政法人医薬品医療器具総合機構。医薬品の副作用等による健康被害の迅速な救済を図り、並びに医薬品等の品質、有効性及び安全性の向上に資する審査等の業務を行う厚生労働省所管の独立行政法人で、日本独自のセーフティトライアングルと呼ばれている。
(劇中に登場する架空の団体です)
同僚でリーダーの山野辺敏の一喝でオロオロ退却の滝川信二
それまで、一言も口を利かずに、押し黙っていた審査官のリーダーだった山野辺敏(大鷹明良)が、若手エンジニアである立花洋介の熱烈なスピーチに心を動かされます。
それまでPMEAの審査を取り仕切っていた滝川でしたが、企業規模ではなく、開発製品の良し悪しをじっくり見て検討して欲しいという正論に正面から向き合ったのが山野辺敏でした。
しかし、それでも尚、山野辺を押し留めようとした滝川でしたが、山野辺のとなりに座っていた若い審査官が、製品の素材などに対し、質問を申し出たことで、審査官たちが皆、興味を示す事態となりました。
これまで、じっと暴言を聞かされてきた佃航平の滝川に対する反撃が始まりました。
ジャーナリストの咲間倫子の助けもあり、録音テープとゴシップのスキャンダル写真を用意してあったのです。アジア医大の貴船との関係を指摘された滝川は否定しますが、写真を出され、オロオロします。そして、その写真を山野辺が手にした時、ゲームセットとなっていました。
写真は貴船との食事の様子を写した写真ではなく、クラブを女性を侍らせて飲んでいる写真だったのです。これを見られては申し開きができない滝川信二ですが、「納豆野郎」はそれでもまだ言い訳をするのです。
そこで、無口でいた山野辺に「恥知らず。PMEAの名前を汚すことは許さん。出て行け」と決定打を放たれてしまうのです。さすがの「納豆野郎」の抵抗もここまででした。こうして、「三度目の正直」でガウディ計画チームはPMEAの面談をクリアしたのです。
下町ロケットの最終回は、午後7時より1話からの放送されていないエピソードが満載のスペシャル番組の後、定時の午後9時より25分の枠拡大で放送されます。楽しみですね。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。
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