下町ロケット6話のあらすじとキャスト 貴船恒広は氷山の一角

下町ロケット
ガウディ計画

 

いよいよ始まる「下町ロケット」後編のガウディ計画。アジア医大の外科医として世良公則さんが貴船恒広キャストに抜擢されました。今回は貴船恒広と彼を取り巻く医療業界と医師にまつわる環境を考察してみたいと思います。6話の簡単なあらすじキャストについても覗いてみましょう。

 

貴船恒広のキャストはヒール役で描写される

日本クラインという会社と組んで人口心臓の開発に取り組んでいるのがアジア医科の教授で外科医の貴船恒広です。

ここでは製薬会社は登場しませんが、医療業界のいう枠には変わりません。その貴船は自分の部下であった一村隼人の手柄を自分のものとして発表してしまうのです。権力の座を利用して、相手を黙れせる手法は「ヒール」としては、見事に演出されています。

そんな貴船に反抗もできずに、職場を変える一村教授は、北陸医科大へ新天地を求めます。そして、そこで更に人工心臓の開発を目指すのです。

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この辺で、すでに医療業界と医師や大学の医療研究機関の「黒い関係」ですが、世間一般ではこのような関係を「癒着」と呼びます。

この癒着という問題は、通常許認可を行う行政も巻き込んでいると見るべきでしょう。その辺については次項で見ることにします。

さて、この黒い関係が最近では一年前にも発覚しています。岡山大学の薬部長と副薬部長が、メーカーと大学医学部の「闇」とされる世間からは見えない関係を内部告発してしまったのです。奨学寄附金という名目で、裏では「営業費」と呼ばれる黒い金の流れが明確に示されてしまったのです。

当然のように、関係者からは物凄いバッシングがあったようですが、メディアの発表ということもあり、その社会的反響は大きく話題となったのです。

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誰もが「そうだろうな」「あるだろうな」という思いはあっても、その世界は「隔離された特別の世界」ですから真偽の確かめようもありません。が、しかし、ここに当事者からの内部告発ですから、それは世間を震撼させるものとなりました。

 

あらすじに見え隠れする行政と現場の「癒着」

ガウディ計画でも、テーマとなるのが、この日本の行政システムと医療問題です。医療に携わる医療機器メーカーにしても、製薬会社にしても開発コストに莫大な投資をしなければならないのは想像に難くありませんね。

そして、行政側の価格統制が壁となり、技術の進歩の妨げになっているという現実が、開発の遅れに繋がってしまうというのです。価格統制の長所と短所が問題を複雑にしていることは確かなようです。

そのような中で、それを司っている行政が非常に後ろ向きだということです。実は、何もこれは医療に限ったことではあります。つまり、官僚という存在そのものが「保守的」なのです。成功するという保証が無いことに関しては基本的姿勢が「先延ばし」なのです。そして、責任の所在はあくまでも、企業や個人に負わせるというのは前提に「国は誤りを犯さない」という不文律な考えが根底にあるのです。

そういう行政に対しても、「キャッシュ攻撃」や「エロ爆弾」などの懐柔策が取られる訳です。恐らく、多くの場合、メディアの口封じも対策に入っていることは間違いないでしょう。

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ガウディ計画でも、この行政審査が出てきます。どんな描き方をされるのか演出が注目されますが、恐らく事実に限りなく近い演出がされることと思います。

管理人としては、世良公則がどんな貴船恒広を演じるのかは勿論ですが、この行政と医学界の癒着も大いに注目したいテーマでもあり、興味のあるシーンとなると期待しています。

 

最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。
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