下町ロケット 中里淳(俳優高橋光臣)は夢を蹴って結果を求めた

下町ロケット
ガウディ計画

下町ロケット・ガウディ計画で中里淳(俳優は高橋光臣)が若手開発チームのリーダーに指名されていました。加納アキと鈴木健児の三人での開発でしたが、中々結果を出せない中里は焦っていたのです。そして、開発できない自分の腕を棚に上げ、設計図面が悪いと駄々をこねてました。

 

中里は佃製作所に転職する前は一流大手企業の開発者だった

一流大手企業の技術者だった中里淳が佃製作所に転職した理由は、経歴よりも実力で評価されたいと、野心的な考えの元、佃製作所に入社したのです。

そんな志の高い中里にバブル弁の試作品開発のリーダーに指名した佃航平社長は少なくとも中里の気概に賭けたのでしょう。若手を育てる意味もあったのでしょう。

 

ところが、二か月の試作品完成の日程を半分過ぎても結果を出せないでいた中里は内心焦っていたのではないでしょうか。

社長の佃航平がチェックに開発室に入るや、「設計図に問題あり」と文句を言う始末です。佃航平社長に「文句を言う前に、できる限りのチェックを全てやってから言え」と一喝され、不貞腐れる中里でした。

 

中里淳は「夢」を捨て「結果」を求めたのか?

結果を出すためなら手段を選ばない主義のサヤマ製作所の社長・椎名直之はライバル企業の佃製作所の社員の引き抜きを考えました。そして、椎名の標的となったのが中里淳だったのです。

甘い言葉に翻弄され、昇進というニンジンをぶら下げられた中里は上司の山崎部長が改良したバルブのアイデアを盗み出し、椎名に唆されるまま、転職前にこのアイデアを椎名に手渡してしまうのでした。

 

椎名は中里が佃製作所の技術力をもっていると踏んでいたのです。中里は椎名が求めるタスクに「できない」とは答えられません。90日の稼働可能な人工弁の開発より難しい、180日稼働可能な人工弁の開発を手掛けるように課題を出されます。

結果を出せない中里は「窓際」に追いやられていた横田に頼み、納入品と比べることにします。横田を演じるバカリズムもピッタリ「適役」、見事に横田のキャストを演じています。実はこの90日稼働できる人工弁の開発を担当していたのがこの横田だったのです。しかし、結果が出せずに今では「窓際」に追いやられていたという訳です。

 

中里と横田が、その納入品のテストをしていると、検査器具から異常音が鳴り響きます。驚いた中里は横田に確認すると、すでにそれは完成品として出荷された後だったのです。

そして、その結果、手術に使われたサヤマ製作所の人工弁が大事故を起こすことになるのです。

いったい、中里淳は何を求めていたのでしょうか?自分の「夢」でしょうか?それとも、「地位」でしょうか?名誉、お金、結果だったのでしょうか?まだ、この先、中里の出番は続きます。果たして、この中里が得るものが何だったのか、一つの見どころとなるのは確実です。

そして、いよいよ「アヤパン」こと高嶋彩が第9話で登場しますよ。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。

 

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