神の舌を持つ男4話視聴率と感想 打ち切り回避の引き延ばし術

神の舌を持つ男

「爆死」が続き、打ち切りも視野に入る神の舌を持つ男4話視聴率に注目が集まりましたが、結果は兎も角、感想は「とても面白く」、4話で事件が解決せずに5話に持ち越しになったのは、グッドアイデアでしたね。臼田あさ美と佐藤二朗も「いい仲」になりそうだし(笑)、双子の婆さんたちが、おそ松くんならぬ「五つ子」になったり、堤ワールド全開で楽しませてくれました。

 

神の舌を持つ男4話視聴率 打ち切り覚悟で後が無い視聴率は挽回できたのか?

神の舌を持つ男4話視聴率は、打ち切りも視野に入り、もう後が無い中で、挽回できたでしょうか?広末涼子が初めて「顔出し」となったり、12人ものゲストキャストが登場したり、横溝正史の「八つ墓村」のパロディを番組宣伝で多用したりと、「できる限りのことを全部やった」感のある4話でした。(笑)

 

そして、これまで1話で完結していた事件も、ここ毛増村の殺人事件では解決の糸口も見出せぬまま、次週の5話に引き継がれるという異例の展開となりました。

果たして、広末涼子の顔出しに効果はあったのか?向井理のベロンチョに「ぼかし」を入れたのが、「吉」と出たのか、全てはこの4話の視聴率がはっきり示してくれるでしょう。

 

神の舌を持つ男4話視聴率

神の舌を持つ男4話視聴率5.3%となり、3話の5.7%から更に下がってしまいました。これほど、力を入れずに楽しめる面白い作品なのに残念です。遂に、後が無い「危険水域」(4%台)に入ってしまうのでしょうか。雰囲気的には、「もう為す術が無い」状態のようです。

 

神の舌を持つ男4話の感想1 堤幸彦監督の「奇策」か「苦肉の策」か?

これまで、1話から3話までは、事件が全て「1話完結」で進行してきましたが、神の舌を持つ男4話は、事件に巻き込まれた朝永蘭丸たちは、容疑者となるも未解決で、結末は次週に持ち越される展開となりました。

これこそ、正に堤幸彦監督が狙っていた「秘策」だったのではないでしょうか?

このまま、事件が解決しないで、朝永蘭丸たちの容疑が晴れず、土砂崩れで崩壊した道路も再開されずに、事件が未解決で、翌週に延ばされる展開となると、自然と「打ち切り」ができなくなります。正に、これを「奇策」と呼ばずして何と呼ぶのでしょう。

 

神の舌を持つ男4話の感想2 堤幸彦監督の苦肉の策とは?

すでに、広末涼子は4話で顔を出してしまいましたから、「あの温泉芸者は誰だ?」という隠し技を出してしまいました。(管理人はずっと、雅(みやび)の顔出しは終盤まで取っておく腹だったと思い込んでいます)

 

不人気の向井理のベロンチョに堤幸彦監督は英断を下しました。それは、不評だった向井理のベロンチョに「ぼかし」を入れて、なるべく映さないよう手を加え、舌出しによる「気持ち悪い」という不評を抑えるテクニックで、必死に誤魔化しています。

この向井理の舌出し「ベロンチョ」が、これほどまでに不評を買うとは、堤監督も大きく外してしまいましたね。(笑)このベロンチョが無いと事件が解決しないのですから、ね。

 

神の舌を持つ男4話の感想3 「八つ墓村」パロディは正解だった

朝永蘭丸たちが、温泉芸者の雅(みやび)を追いかけてやってきたという毛増村で起こる殺人事件は、八つ墓村のパクリ。横溝正史の人気小説「八つ墓村」の人気は衰えを知りませんね。

 

その「八つ墓村」のパロディは大正解と言うべきでしょう。真っ白く白粉で塗りたくって登場する双子で仲居の老婆は、いつ見ても気持ち悪いです。(笑)それが、4話では老婆が5人も登場するのですから、「怖い、怖い」でした。

徳永えりが演じる三女の神村都の登場も良かったですね。気の触れた住職の娘役ですが、徳永の演技には笑ってしまいました。この辺はギャグっぽくて、管理人的には好きな場面でした。

伴奏無しで、老婆が歌う「毛毬唄」も気味悪いもので、なるほどキャプチャーで「横溝ワールド」とするのが分かります。

 

きたろうや石橋蓮司、柄本時生なども、それぞれがキャストを見事に演じていて、次週に繋がる好演でした。

未解決の毛増村殺人事件、神の舌を持つ男5話で、事件に片が付くのか、それとも「奇策」として更に先延ばしになるのか、最大の関心はそこに移ってきました。(笑)

 

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