ミュージカルスターの石井一孝さんが、「下町ロケット」ガウディ計画で、なんと帝国重工・財前道生の宿敵で登場しました。財前道生をライバル視するのは勝手ですが、そのせいで佃航平と佃製作所はまたまたピンチに陥ってしまいました。
石井一孝が演じる帝国重工の部品調達グループの部長・石坂宗典とはいったいどんな人物なのでしょうね。ミュージカルスターが演じるこの敵役・石坂宗典の背景も探ってみたいと思います。
石井一孝は二人目のミュージカルからのキャスト
すでに、ご存じだとは思いますが、「下町ロケット」の中心である佃製作所の面々の中で、「裏切者」を演じた山崎育三郎こそミュージカル出身だったのです。
このドラマのキャスティングには度々、驚かされる管理人ですが、この石井一孝さんの起用もグッドセンスなのではなかったでしょうか。
何しろ、現在47歳の石井一孝さんなら、財前道生に敵対心を見せる石坂宗典にはうってつけです。同じ会社で出世競争に凌ぎを削る役には文句無し、といったところでしょう。
すでに、ミュージカルのレ・ミゼラブルではマリウス役で名を売りました。そして、その後、主役のジャン・バル・ジャンにも抜擢されたミュージカル界のスーパースターだったのです。
佃製作所では、「若気の至り」から、不良品を試作品に混入させ、テスト失敗を招いた真野賢作でしたが、心からの悪党ではありませんでした。ひげを剃ってきれいさっぱりした山崎育三郎さんと年季の入ったスーパースター・石井一孝さんの二大ミュージカルスターの演技が注目されます。
特に、佃製作所の技術の高さを誇りに思うニュー真野に対し、財前道生を敵役として、いちゃもんをつけ、結果、佃航平と佃製作所に障壁となる役の対比がまた面白い演出となるでしょう。
石井一孝の演じる石坂宗典の胸中は?
では、いったい何がそれほどまでに石坂宗典の財前に対しての敵対心となったのでしょうか。どのような企業でもポスト争いというのは「付き物」であり、多かれ少なかれ存在するでしょう。
詳細は分かりませんが、私は石坂宗典の役職に秘密があるような気がしています。つまり、自分が帝国重工の部品調達部長であり、佃製作所の部品供給に関しては携わっていなかったのが、不満だった要素だと思っているのです。
主要部品の内製化というのは、社長の意向ではあったものの、すでに採用を認めていたはずではないですか。そこに出てくるのが、サヤマ製作所の椎名直之って訳ですが、帝国重工と共同でバルブシステムを開発しようと本部長の水原に持ちかけるのです。
この共同開発ってのが「味噌」ですね。サヤマだけでやったら、内製化に反するので、同じことになってしまいます。
いずれにしても、石坂宗典という「悪役」を、どのように石井一孝が「料理」していくのか、今後も楽しみです。ミュージカルの雄、石井一孝ですから、絶賛されるような役作りをしてくれると期待しています。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。
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