夏目漱石の妻キャスト 舘ひろしが中根重一役で漱石の義父に

夏目漱石の妻

夏目漱石の妻で、舘ひろしが妻鏡子の父、漱石の義父となる中根重一キャストを演じています。明治時代を背景に貴族院の書記官長という名士を演じる舘ひろしの名演技が光っています。顔だけではなく、渋い声も魅力的な舘ひろしですね。

 

夏目漱石の妻キャスト 舘ひろしが演じる夏目漱石の義父・中根重一とは

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夏目漱石の妻で、後に漱石の妻となる鏡子の父、中根重一は貴族院の書記官長を務めていた役人でした。

貴族院とは、当時(明治初期)の大日本帝国憲法で定める帝国議会の上院で、昭和22年まで続きました。衆議院と違い貴族院は解散がなく、非公選の皇族議員、華族議員、そして勅任議員によって構成されていて、議員の多くは終身任期でした。

中根重一は1894年、前職の法制局参事官から昇格して二代目の書記官長に就任しました。この年は、明治27年で1月には日清戦争が勃発、日本が勝利し、3月には第三回衆議院選挙が施行されました。

中根重一は、長女鏡子の婿は帝大卒業というのが最低条件としていたので、夏目漱石の帝大英文科卒は重一の思いに適っていました。

中根鏡子が夏目漱石と結婚した頃が、中根重一の絶頂期で1898年11月には、書記官長の職を解かれて、中根家も没落していきました。

今でいう国家公務員だった中根重一は投資に失敗して多額の借金も背負い込んだようです。劇中にも登場しますが、娘婿の漱石に保証人になってくれるよう頼みに行ったりのしますが、娘の鏡子と娘婿の漱石に断られています。

 

夏目漱石の妻キャスト 夏目鏡子の父・中根重一を演じる舘ひろしとは?

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夏目漱石の妻で、漱石の妻・鏡子の父、中根重一のキャストを演じるのは舘ひろしです。現在、66歳になる舘ひろしといえば、石原プロモーションの大ベテランで看板俳優ですが、「西部警察」や「あぶない刑事」などで人気俳優となりました。

舘ひろしの先祖は尾張藩の武士で、家柄は士族の出として、住まいが徳川家から借りた領地だったというのですから、名家の出身です。

舘ひろしの実家は、舘の父が明治期に開業した医院で、現在でも舘の弟が医院を継いでいるというのですから、このドラマがなるほど似合うわけですね。(笑)舘ひろしの演じる中根重一キャストが妙にハマっているのが納得できます。

千葉工業大学に入学して、学生寮に入った舘ひろしでしたが、規律の厳しさに耐えられず夜逃げまでしたようです。

その頃、俳優の岩城滉一と、表参道拠点のバイクチーム、称してクールスのまとめ役をしたり、ロックバンドのキャロルの親衛隊などをしていました。それが基となり、その後、クールスから選ばれたメンバーで結成されたロックバンドのクールスのボーカルで歌手デビューしました。

また同時期、東映の岡田茂に見出されて、東映に所属して、俳優としての活動もスタートさせました。松田優作主演の「暴力教室」や「男組 少年刑務所」(初主演)などに起用され、東映でスターとなっていきました。

西部警察」シリーズで俳優の渡哲也との出会いから、石原プロモーションとの絆が深まりました。舘ひろしは、1983年に正式に石原プロモーションに入社しました。

 

舘ひろしをそこまで魅了したのは、実は石原裕次郎ではなく、番頭格の渡哲也との出会いだったようです。ロケ終了後の飲み会などでもお開きの後、舘ひろしは渡哲也と相当の時間を過ごしたようです。舘ひろしは渡哲也に対する気持ちを隠さずに石原裕次郎にも表したことで裕次郎からも認められたといいます。

バイクから暴走族、ヤンキーから刑事と、一連の流れの中で大スターとなった舘ひろしです。イケメン(当時はそのような言葉はなく、二枚目)で歌も歌える恰好の良い俳優の代表的なスターとしての地位は揺るぎないものとなっています。

舘ひろしの演じる中根重一役は、とても重厚な演技でまさにぴったりなキャスティングになったと思います。尾野真千子との父娘の共演は素晴らしい親子となっていますね。

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