下町ロケットの最終回を前に、面白いたランキングが発表されました。NEWS ポストセブンが実施した、下町ロケットの「悪役投票」で、小泉孝太郎がキャストを演じる椎名直之が名誉?ある1位を獲得しました。
NEWS ポストセブンの下町ロケット「悪役キャスト」投票ランキング
下町ロケットファン450人から投票をしてもらい、ドラマに出てくる登場人物の「悪人度」調査をおこなったのが、NEWS ポストセブンです。先ずは、下記のランキングをご覧いただきましょう
【1位】椎名直之(小泉孝太郎)60票
【2位】富山敬治(新井浩文)53票
【3位】水原重治(木下ほうか)21票
【4位】貴船恒広(世良公則)20票
【5位】滝川信二(篠井英介)17票
【6位】根木節生(東国原英夫)15票
【7位】中里淳(高橋光臣)12票
【7位】真野賢作(山崎育三郎)12票
【7位】柳井哲二(春風亭昇太)12票
出典元:NEWS ポストセブン
さて、投票率は約半分ですが、それは取りあえず横に置いて、投票結果が小泉孝太郎がキャストになった椎名直之は、予想通りと言えるでしょうね。演じた小泉孝太郎の演技も光りましたが、劇中における椎名直之の役どころも大きくこのトップに寄与して言えますね。
何しろ、佃製作所の社員中里と社内機密と一緒に奪い、されに佃のメインの取引、帝国重工に納めるバルブシステムを競争による入札に持ち込み、さらにガウディ計画の人工弁までかっさらうつもりでいたのですから、「悪の極み、ここにあり」みたいな標本となりました。(笑)
以外だったのは、世良公則が演じたアジア医大の外科医貴船恒広が20票と限りなく3位に近い四位だったことですね。世良さんも歌手とは思えない俳優ぶりも見せてくれたました。露骨な「悪役」ではなく、しがらみの中で「悪」になっちゃった、みたいな、やはりそこは「医者の了見」みたいなものなんでしょうね。
そして、「やはり」というか「さすが」というか、2位の富山敬治(新井浩文)は、当然とも言える結果でしょう。椎名直之も暗い人間ですが、まだ椎名の場合、暗闇の中でもうっすらと影が感じられますが、富山の場合は、真っ暗で姿も形も見えません。本当に、腹の心底まで真っ黒い人間でしたね。俳優の新井さんは、そんなことはないのでしょうが、役を離れても「こんな奴とは付き合いたくない」と思われるような名演技だったと思います。
下町ロケットで悪役小泉孝太郎の露出時間を考えてみると・・・・
小泉孝太郎演じるキャストの椎名直之はサヤマ製作所の社長ということもあり、後半のガウディ計画ではメインキャストの一人でドラマでも露出度はかなり多かった訳ですから、1位はある意味当然とも言えます。
しかし、露出度という費用対効果の見地から見ると、春風亭昇太が演じた白水銀行の融資担当の柳井哲二が光っていたと思います。
あの、融資の断り文句など、「イヤミたっぷり」な話っぷりは、本当に虫唾が走るほどの「はまり役」でした。(笑)そして、支店長の東国原英夫とのコンビも良かったです。
ナカシマ工業と勝訴に近い和解で、裁判を乗り切り、和解金が入ってくると分かると、支店長と融資の二人が、佃製作所に赴き、航平や殿村経理部長を前に「よいしょ」しながら、預金を勧めるシーンで頭を下げる姿も見事な演技でした。
露出時間が短い割に、その「悪役ぶり」は十分に発揮されていましたね。
最後に費用対効果という意味では、もう一人、忘れられない人がいます。そうです、あの「顔」だけで、もう悪人面満点のルー大柴です。京浜マシナリーの調達部長、徳田を演じましたが、露出度は非常に少ないでしたが、もうあの「顔」がアップで映されるだけで「はい、悪役」という効果がありました。(笑)
以外だったのは、日本クラインの悪党コンビ、久坂寛之と藤堂保の二人がランキングから漏れていることですね。(笑)恐らく、その理由は1位の椎名直之が、その分までも、全部背負ってしまったからでしょう。(笑)
最終回を迎え、下町ロケットともお別れになるわけですが、こうしてみると、世の中はこれほどいろんな人間が絡み合い「人生」を送っているのかと、改めてしみじみ思わせてくれました。So long, 下町ロケット。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。メリー・クリスマス、そして、良いお年をお迎えください。
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