グラメ!総理の料理番5話、総理大臣官邸で、「総理の料理番」に指名された一木くるみは、非公式とはいえアメリカからの要人、大統領首席補佐官を迎えました。多国籍ピザ、「料理にメッセージを込める」という一木くるみの創作料理に対し、官邸の大食堂の総料理長、清沢晴樹はいつも通り、王道のフランス料理を作ります。そして、出たアリー・コウノの女史の品評に唖然とする一木くるみの姿がありました。

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グラメ!総理の料理番 一木くるみの多国籍ピザの長所と短所
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グラメ!総理の料理番5話で登場したのは、アメリカ合衆国の大統領首席補佐官のアリー・コウノ女史。ハワイ出身の日系米国人で、女性初の大統領首席補佐官の彼女は、帰国途中、非公式に阿藤総理を訪ね、大統領からのメッセージを伝えに立ち寄りました。
夏休み休暇でゴルフを楽しんでいた阿藤総理ですが、突然のVIP訪問に驚きますが、総理官邸に食事に招きます。
連絡を受けた「総理の料理番」一木くるみは、いつも通り、アリー・コウノ女史の経歴を調べるところから始めます。彼女の「メッセージ料理」は、食する人物の生まれ育ちから、家族、教育などの背景を知るところからヒントを得てメニューを決めます。
今回の来訪者、アリー・コウノ女史が、ハワイ出身でインドネシアやシンガポール、そして、広島で過ごした過去があることを知った一木くるみは、「多国籍ピザ」を考案しました。

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一木くるみの「多国籍ピザ」を見た瞬間に、くるみのメッセージを理解した阿藤総理は、満足そうにピザの下地を「世界」に、そして乗っている具を「民衆」に例えて「世界中の人間が同じ土台の地球に仲良く暮らす」と説明します。
しかし、味とアイデアには一定の評価をするアリー・コウノ女史ですが、「もし、明日もこちらで食事をすると言ったら、あなたは何を出すのかしら?」と、批評を加えます。
一木くるみは、完全にノックアウトされました。確かにコウノ女史の言うように、一度はアイデアで持て成すことはできても、同じアイデアは使えません。
そして、理想とする世界中の人々が同じ土俵で仲良く暮らすというアイデアを実現するためには、その考え(アイデア)だけでは達成し難いものである、という現実を突き付けたのです。
多国籍ピザのアイデアの素晴らしさを認めつつも、理想の社会の実現の難しさを同時に語る「氷の女」アリー・コウノの真骨頂が現れたシーンでした。
グラメ!総理の料理番 清沢晴樹総料理長のフランス料理は王道
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それに対し、大食堂の総料理長、清沢晴樹は正統のフランス料理のメニューをお出しします。(ここでは、違和感があるので、「勝負」という言葉を避けます。これについては後述します)
清沢晴樹は、フランス料理の中でも、最高と言われるジゴ・ダニョ・ロティをメニューに選びました。これは、子羊のもも肉をローストしたもので、フランス料理の中でも最高級の一つで、肉の焼き加減が非常に難しいデリケートな素材です。
そういった意味で、官邸の料理人も、中田龍二副料理長以外には手を出させませんでした。さすがに完璧主義の清沢晴樹です。

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そして、そのジゴ・ダニョ・ロティを召し上がったアリー・コウノ大統領首席補佐官は、阿藤総理に言います。最高の料理に非常に満足で、調理した清沢晴樹は絶対に手放さないように、と。
グラメ!5話と言えば、中盤ですが、管理人は徐々にこの漫画原作に飽きてきてしまいました。最初は、「料理対決」として、一木くるみの創作料理に興味がありましたが、官邸での料理を食べるシーンに嫌気がさしてきたのです。
食事とは、もっと楽しいものであり、調理人たちの苦労や技術磨きなど、感心するものはあったにせよ、究極の目的は「楽しく美味しくいただく」ものであるはずです。
総理官邸での、まるで料理の品評会になっているような食事シーンにうんざりしてしまいました。
アリー・コウノ女史が指摘した通り、しっかりした技術の習得と洗練された調理の技は、王道であり、一木くるみのような創作料理は、「遊び」の範疇でしかないと言えるでしょう。
おめでとう、清沢晴樹、来週から「総理の料理番」に正式に任命されました。
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