有得ないキャラクター佐々木彰一(荒川良々)の病的性格

家族ノカタチ

家族ノカタチ荒川良々が演じる佐々木彰一に違和感を覚えたのは、管理人だけであろうか?ドラマだから、「何でもあり」なのは重々承知しているが、作者の自由とは言え、この39歳の「結婚に執着する男」佐々木彰一を登場させる意味と意図を考えてみましょう。

 

第4話で熊谷葉菜子に交際を申し込む佐々木彰一の異常

最初に断っておきたいのは、「交際を申し込む」という行為を異常と言っているのではないということです。そうではなくて、39歳にもなって、まだよく知らない熊谷葉菜子上野樹里)に直立不動で、あのような交際の申し込みが不自然でならないのです。

結婚するには、お付き合い抜きは考えられないでしょう。だったら、尚更、佐々木彰一の在り方が疑問で仕方ありません。荒川良々の容姿も「許容範囲」を超えてしまっていて、もやはストーカーのように映りました。(笑)

そこで、管理人は佐々木彰一許せる範疇を考えてみました。付き合いを無視した「結婚」が目的の人物、佐々木彰一をどうしても脚本家が描きたいのなら、仲人を通した「見合い」にすべきです。これなら、佐々木彰一の存在もそれほど違和感のある人物とは映らなかったでしょう。

元々、「お見合い」とは、「結婚を前提に」としてあるからです。これだと、佐々木彰一だけでなく、どんな登場人物でも「ああ、この人物は結婚したがっているんだ」と分かるわけです。

それから、もう一つ、佐々木彰一が不自然に映らない状況があります。それは、「婚活パーティー」を利用することです。こちらも「結婚」を前提としているのが、明らかですから、佐々木彰一像が歪まなくて済むわけです。

ところが、このドラマでは、合コンで知り合ったとはいえ、そこには前述した「結婚を前提とした」という条件は満たされていない訳ですから、言ってみれば「只会っただけ」です。

佐々木彰一に焦点を当ててみれば、あのような電話での交際申し込みは、世間を知らない子供のようなもので、39歳の成人男子がとる行動には思えないのです。私だったら、知っているというだけで不愉快になるような人物ですね。

 

「婚活パーティー」に大介や入江春人を巻き込む異常さ

こちらも前述と同じ、「普通」では考えられないようなシーンでした。会社の同僚社員ですから、友達とは別な訳で、しかも「婚活パーティー」と言ったプライベートな案件に、無理やり誘ったりするでしょうか?

しかも、「行く、行かない」は本人のまったく自由なことなのに、「付き合いが悪い」と駄々をこねる佐々木彰一はもはや「病的」です。普通なら、行きたきゃ、自分ひとりで行くでしょう。

小学生や中学生でもあるまいし、本人が希望していないのに、婚活パーティーに付き合えっていう態度は、39歳の佐々木彰一がメンタルな病に罹っているとしか考えようがありません。

あれで笑えるようでしたら、見ている視聴者が同じレベルだということになってしまいますよね。おー嫌だ。考えるだけでぞっとします。(笑)

これほど、異常で不愉快な佐々木彰一というキャストの登場とは、意味の分からない「こじらせ」を演出したいという脚本家の意図なのか、不愉快極まりないですね。

そうそう、良い考えが浮かびました。ベスト・ソリューションです。第5話ではもう遅すぎますが、第6話で佐々木彰一を「転勤」でどこかへ飛ばしてしまうことです。(笑)

 

永里大介(香取慎吾)のマンションに大量の人物が出入りする異様な光景

あるコメントに「大介抜きのマンションシーンが苦痛」というのがありました。(苦笑)それを読みながら、深~く頷いてしまった管理人です。(笑)

永里大介香取慎吾)はこのマンションの「世帯主」であり、大介の父、陽三は大介の父とは言え、「置かせてもらっている」居候の身であるはずです。

田中莉奈の大介に対する好意からケーキをマンションにもって来たりするシーンも無理がありますよね。それに、永里陽三と熊谷葉菜子の母、熊谷律子(風吹ジュン)の仲良さも不自然です。

どのような脚本と演出なのか解りようがないのですが、少なくとも演技の上では、まるで「夫婦気取り」でいるような二人です、ここでも違和感を覚える管理人です。

さてさて、うーん、困ったぞ。ここまで意味不明の「こじらせ」を何とすれば解決できるのだろう。永里陽三と熊谷律子を「転勤」させるなんてことはできないし、解決法が見つからんわい!
最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。

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