砂の塔で横山めぐみが演じる阿相寛子がボスママから陥落しました。旦那の阿相武文が警察に逮捕されてしまったからです。憎たらしいボスママの阿相寛子を見事な演技で応えていた横山めぐみですが、仲間から外された姿は見る影もありませんでしたね。
砂の塔 横山めぐみの阿相寛子がボスママに君臨できた理由
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砂の塔で、横山めぐみがキャストを演じた阿相寛子が、スカイグランドタワーマンションでボスママとして君臨できた理由は、タワマンの最上階に住む超お金持ちというブランドのお陰でした。
ヒエラキーが自然と存在するのは、そこに住む住民、この場合、ママ友たちが阿相寛子の「ブランド力」を買っているからですね。
しかし、その「ブランド力」とは実は何の実態もない「砂の塔」で、旦那の阿相武文がヒューマントラフィッキング(人身売買)の疑惑で連行されると一気に崩れ落ちていきました。
「金持ち」であっても「最上階に住むセレブ」であっても、所詮ママ友とは主婦の「寄合」で真の仲間ではありませんから、一旦、「ケチ」がつくと、今度は「犯罪容疑者」としてのレッテルが貼られることになります。
ブランド力がボスママとして君臨できた理由ですが、旦那の武文の警察沙汰で阿相寛子はボスママの座から陥落したのです。
砂の塔 横山めぐみの阿相寛子のボスママ陥落に寛大な高野亜紀
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砂の塔を見ていて、菅野美穂がキャストを演じる高野亜紀が、「大人になり切れていないダメなママ」と映ったのは管理人だけではないと思います。
上品に振る舞い、高価な洋服や装飾品を身にまとい、タワマンのボスママとして君臨する阿相寛子を演じる横山めぐみの演技は本当に憎たらしい演技でしたね。
あれだけの仕打ちを受けた高野亜紀が、新しいボスママとして振る舞う橋口梨乃(堀内敬子)の阿相一家の退去嘆願書「犯罪者一家の退去を願う有志一同」に同意しなかったことは、大人の振る舞いでしたね。橋口梨乃といえば、あの「ハーバード留学の学歴詐称女」です。
少なくとも犯罪に手を染めたのは亭主の武文であり、これまでママ友として一緒に活動してきた分けですから、出ていけと大騒ぎする理由はありません。
むしろ、本当に仲間なら高野亜紀のように振る舞うのが大人の対応というものです。そらを連れて俊介と一緒に遊ぼうと声を掛ける高野亜紀が、初めて大人の対応を見せた場面でした。
そして、恥じながらもその好意を素直に受け入れる阿相寛子も自分の愚かさを知った瞬間でした。
そらと俊介、そして亜紀と寛子が一緒に遊ぶシーンを遠くから眺めていた橋口梨乃をはじめママ友軍団の胸に去就するのは、どんな心理だったのでしょう。
「子供のいじめ」問題が社会化してから長年を経過している日本の社会、実は「大人社会のいじめ」がその背景にあるのではないでしょうか。
ミステリーサスペンスの「砂の塔~知りすぎた隣人」ですが、隠されたもう一つのテーマが、この「いじめ」だったことは明らかです。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。
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