砂の塔 ハーバード留学のウソ！暴かれた橋口梨乃の留学体験

砂の塔～知りすぎた隣人では、多くの子供たちが出てきます。母親は子供たちに「嘘を吐いてはいけない」と教育しますが、平気で詰まらぬウソを吐いています。堀内敬子がキャストの橋口梨乃のハーバード留学という嘘が暴露されてしまったのが３話でした。

砂の塔～知りすぎた隣人　橋口梨乃のハーバード留学のウソ

砂の塔の人物案内では、堀内敬子がキャストを演じる橋口梨乃は、人に言えないコンプレックスの持ち主とあります。

このコンプレックスがどういうものなのかは、詳細が分かりませんが、３話では、夫婦揃ってハーバード留学というのが「嘘」とバレてしまいました。橋口梨乃は、オープンキャンパスに出ただけで留学した訳ではなかったのです。

まあ、詰まらぬウソなのですが、橋口梨乃のこのウソ、実は旦那に対しても嘘を吐いていたことになります。何やらコンプレックスを持つという橋口梨乃は、タワーマンションのママ友の前では、「ハーバード留学」で通していたのですね。

「嘘はどこかでバレるもの」ですし、「一つのウソを吐くと次々とウソを嘘で固める」羽目になることは、言わずとも知れたものですね。

「自分はウソを吐かない人、手を挙げて」という問いに、手を挙げた瞬間に嘘吐きだという落語の小話はよく出てきますが、嘘を吐かない人間はおりません。

しかし、「嘘も方便」とはよく言ったもので、便宜上、「ウソ」というより、その場を収める「知恵」としてあります。その場を取り繕うという考えですね。

それは、理解できるとしても、その「嘘」が害になったり問題とならない場合に限ったことですよね。

では、この橋口梨乃の「ハーバード留学」というのは、どうでしょう。橋口梨乃の「ウソ」がバレたのは、夫婦の会話でした。つまり、旦那に梨乃は前以て説明しておくべきでした。

「ママ友の手前、恰好がつかないので、ハーバードに留学したことにしてるわよ」と亭主に説明してあれば、あのタワマンロビーでの「会話」となることは無かったはずです。もっとも、佐々木弓子はＣＣＴＶを仕掛けていますから、マンション自室の会話であっても聞かれてしまうでしょうけれど。

嘘といっても誰にも迷惑が掛かるウソではありませんから、橋口梨乃の嘘は「便宜上」と捉えることができます。彼女の場合、問題なのは「嘘」というより、彼女の持つコンプレックスの方でしょう。

ハーバード留学のウソがバレたのは、誰かが盗撮していたことで、こっちの方が大問題でしょうね。管理人だったらそう考えますねえ。

橋口梨乃が高野亜紀を疑ることには無理があります。第一、あの画像を見ても分かる通り、ビデオの画面を映したのは近い距離で、もし高野亜紀が撮影したとすれば、橋口梨乃は亜紀の存在に気がつくはずです。

あのプロット（筋書）のシーンは脚本も失敗だと思いますね。少なくとも高野亜紀のせいにするには、無理があり、また、高野亜紀ももう少しまともに反論できたはずです。

これ以上いうのは野暮なので、止めますが、橋口梨乃のハーバード留学のバレることはプロットとしては理解できますが、描写はイマイチでした。

いずれにしても、橋口梨乃の嘘で困ったのは自分だけで、信用が無くなることはあっても、別に他人を傷つけたわけではありません。

むしろ、とばっちりを受けたのは、高野亜紀の方だったでしょう。それより、気になるのは、どうしてタワマンのママ友たちは、誰一人としてこの盗撮を問題にしないのか、そちらの方でしょうね。

最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。