下町ロケットで、佃製作所の若手技術者・真野賢作(役者・俳優の山崎育三郎)が、後半ガウディ計画では、変わりすぎに感じます。やはり、前半のロケット編で、社長の方針を受け入れられず、自社のテスト品に不良品を入れるという裏切りによって「悪役」の真野賢作の印象がそれだけに強かったのでしょう。
髭を剃った山崎育三郎の役者ぶりはかっこいいのでしょうが、ガウディ計画では、俳優としても「変わりすぎ」の声も聞こえます。役柄がそれだけドラスチックに変わったからでしょう。
俳優で開花した役者・山崎育三郎の裏切者・真野の悪役が大好評!
元々、山崎育三郎さんはミュージカルの出身です。それまで、特別なファンを除いては、それほど役者・俳優としての知名度は無かったかも知れません。少なくとも管理人は「ノーマーク」でしたね。(笑)
下町ロケット「ロケット編」で山崎育三郎が見せた「真野賢作」は、カールしたヘアに無精髭、そして、俯き加減で低音で静かな話し方が、「悪」を演じつつも、「恰好良い」「母性本能をくすぐる」役として存在感をアピールしていました。
恐らく、真野が視聴者、特に女性ファンに受けたのは、その辺にあると管理人は思っています。
そして、社長の佃航平に対し、正面から盾を突くのではなく、少年の心のように純粋に自分の気持ちを押し留めることができるに、「いたずら」してしまうのですね。
本当に、「子供のいたずら」なら叱られて済んだことかも知れませんが、会社の存続を賭けた仕事には道理が通りませんでした。社会人の真野賢作には、許されるべき「いたずら」ではありませんでした。
この真野賢作を演じたミュージカルスター・山崎育三郎さんにとっては、新境地、俳優・役者として、新しい活躍の場を見出した作品になったことと思います。
俳優・役者の山崎育三郎の真野賢作が変わりすぎの声も
社長との面談でも、意見が合わずに佃製作所の真野賢作は退職し、アジア医大の研究所に入ることになりました。
真野賢作の後半ガウディの登場には、視聴者も多少驚きましたね。あの「悪」を演じた真野賢作が、無精ひげも剃り、なんと小奇麗でさっぱりした好青年として復活したからです。そのイメージチェンジぶりには「変わりすぎ」との声もあるくらいです。(笑)
特大のイメージチェンジと言ってもよいでしょう。そして、ガウディ計画においても、心臓外科手術の第一人者の北陸医大の教授、一村隼人とベンチャー企業で心臓弁の開発を手掛ける桜田章と共に、活躍するのですが、前半のロケット編より、若干影が薄くなったような気がします。
「善人」より「悪役」が似合っているという意味ではありません。が、存在感が薄れて感じるのは、恐らく真野賢作の立場にあるような気がしますね。
それは、一重に今田耕司が演じる一村教授とサクラダの社長・桜田章を演じる石倉三郎と一緒のシーンが多いからだと思います。
演技下手で注目される今田耕司と、ベテランでキャリア豊富な石倉三郎の対比が注目度を奪ってしまったと思う訳です。(笑)
第6話では、強張った顔つきで、ぎこちなかった今田耕司の演技も、第7話では「白衣」や「手術シーン」に助けられ、、名誉挽回の演技を見せてくれました。しかし、山崎育三郎としては、真野賢作の役どころでは、残念ながら、前半のようなアピールするチャンスは少ないような展開だったと思えます。イケメンに変わったのに、それが理由で、管理人には「変わりすぎ」よりも「影が薄くなった」ように感じている訳です。
髭を剃ってイケメンで注目されるはずの俳優・役者の山崎育三郎さんでしたが、今田耕司と石倉三郎の間で、埋没してしまったのかも知れません。しかしながら、ガウディ計画では、まだまだPEMAの予備審査も通っておりませんので、活躍の場面も期待できそうです。最後まで、頑張って欲しいですね、山崎さん!!
最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。
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