必殺仕事人2016感想 安田顕の光る演技とイカス立ち回り

スペシャルドラマ

必殺仕事人2016感想は、安田顕の光る演技の上手さと中々見事なイカス立ち回りでした。演技には定評がある安田顕ですが、初挑戦となった立ち回りでも、東山紀之を相手に申し分のない立ち回りを見せてくれました。

 

必殺仕事人2016の感想1 安田顕の見事な演技と悪役ぶり

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元々、個性的な俳優の安田顕ですが、今作、必殺仕事人2016でも、申し分のない朝比奈藤十郎を演じてくれたましたね。

本町奉行所にやっていたばかりの時は、同心部屋で歩く姿が多少ぎこちなく見えましたがが、おそらくそれは、安田顕が着ている紋付袴に不慣れだったせいだったのではないでしょうか。与力役増村倫太郎を演じる生瀬勝久の演技がコミカルさを出し過ぎていたせいも多少あったかも知れません。

 

しかし、徐々に安田顕の動きもよくなり、彼独特の渋い声で演技に集中すると、すぐにその違和感からは、解き放たれました。(笑)

妙に笑いを取りにいっているような生瀬勝久より、安田顕の「渋さ」の方が勝っているような感想を持ちました。そして、ちょっと癖のある役どころは、安田顕の個性が最大に生かされるとの感想も同時に思いましたね。

 

必殺仕事人2016の感想1 安田顕と東山紀之のラストシーンは圧巻

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必殺仕事人2016でも、最後のラストシーンは大いに楽しめました。特に、立ち回りは初挑戦という安田顕と渡辺小五郎を演じる東山紀之の「チャンバラシーン」は期待した以上の出来でした。

雲海流免許皆伝というヤスケン演じる朝比奈藤十郎と、渡辺小五郎の太刀裁きは圧巻でした。賛否両論あるでしょうが、管理人的には、この二人の対決シーンはセリフも含め、照明も撮影も全部ひっくるめて上出来だという感想を持ちました。

 

敢えていえば、二人の太刀がぶつかり、朝比奈藤十郎の太刀が小五郎の首元に収まった瞬間、すで小五郎の太刀が先に藤十郎の胸に刺さっていたシーンがよく見えませんでした。小五郎が小刀を抜いたのかどうかも見えませんでしたので、それが若干残念です。

しかし、立ち回りをずいぶん練習したという安田顕と、すでにベテラン、慣れている東山紀之の二人だけのチャンバラシーンは、よく撮れていたと思います。

 

必殺仕事人2016感想3 脚本シナリオの不出来をカバーしたキャスト陣

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必殺仕事人2016感想ですが、「チャンネルレビュー」等でも、指摘されていましたが、シナリオと脚本がイマイチだったという評には賛成です。

必殺シリーズの醍醐味といえば、キャストの個性もありますが、その脚本プロットが世相を反映するところにあります。連続ドラマとして長期シリーズが成功した裏には、その時々の社会現象や事件・事故をパロディの要素で取り入れているところにあります。

その点でいうと、今作の必殺仕事人2016のプロットは二つ、「リストラ」と「違法春画製造販売」の2点でした。この2点の結びつきがイマイチだったのと、リストラはテーマだけで、小五郎にその影響があった分けでもなく、リストラ仕訳の業務を背負った田口浩正演じる結城新之助が犠牲者となり葬られてしまうというシナリオに説得性が欠けていたように思います。

 

女房のはつが奉行所で、「自殺するような亭主じゃない」と訴えるシーンや三番筋で仕事を依頼するシーンは、久保田磨希が好演しましたが、多くの視聴者が思うところ同じで、結城新之助は残して欲しかったキャストでした。

必殺仕事人2016を見終えて思った感想は、安田顕浜辺美波など、配役のキャストの素晴らしさと、脚本シナリオがイマイチだったことですね。是非、来年2017では、もっと世相の事象をテーマに、面白い脚本シナリオで迫って欲しいです。必殺大好き、大ファンですからね。

 

最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。

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