谷田歩が演じる「下町ロケット」佃製作所の第二営業部部長の唐木田篤は見るからに、厳つい顔つきで、いつも喧嘩腰の男です。元IT企業に勤務していたということもあって、どちらかと言うと、冷徹で非情な男に見えてしまう唐木田ですが、第6話では素晴らしい変身を遂げるのです。

下町ロケット
ドラマ公式サイト

 

 真野のプロジェクトに大反対する唐木田篤の理論

佃製作所を辞めて3年。北陸医大で一村教授と人工心臓の研究をしていた真野賢作が、一村教授とサクラダの社長・桜田章(石倉三郎)を伴って佃航平を訪れます。そして、心臓に使う人工弁の開発を依頼するのです。

しかし、それまで帝国重工に順調に納品していたバルブシステムがサヤマ製作所の強引は割り込みにより競争という形にされ、その上、日本クラインからの新規受注も取り止めとなり、苦境に立たされているには変わりがありませんでした。

唐木田篤
ドラマ公式サイト

 

そんな中での真野の持ってきた人工弁開発のプロジェクト参加には幾つもの反対理由があったのです。営業部長という立場の唐木田からすると、このプロジェクト参加は論外だと言うのです。

医療機器の製造は許認可にも時間がかかり、その上、製造責任のリスクもあり、仮に失敗すれば訴訟問題にも発展しかねず、賠償金は桁外れになると考えられるからです。

佃航平の「夢」に対する考え方を熟知している唐木田篤ですが、会社のことを考えるとどうしても大反対の立場なのでした。

 

遅咲き谷田歩唐木田キャストで大ブレイク中

会社の現状とプロジェクトの内容を検討した結果、無念にも真野の依頼を断った佃航平でした。しかし、真野賢作はどうしても断念できずに佃社長に一度、福井に視察に来るように要望します。

佃航平も帝国重工の財前道生が佃製作所を訪問して、チャンスが広がった経験を忘れてはいません。そこで、技術開発部の山崎と営業部長の唐木田を従え、福井まで出向くのです。

サクラダの親会社である桜田経編の工場に驚く航平たちですが、その奥にある人工弁に携わる子会社のサクラダを案内されます。

常々「夢」が行動の動機だというのが信念だった佃航平は、ここで桜田章の動機を聞かされます。人工弁の開発に熱意を持つ桜田章の動機とは「夢」ではなかったのです。

唐木田篤役 谷田歩
ドラマ公式サイト

 

それまで、「夢」が人を動かすという信念で生きてきた航平は桜田章の動機が「罪滅ぼし」だと習うのです。桜田章は心臓弁膜症という病に罹った娘を手術したが、身体が成長する度に何度も合うサイズの人工弁に取り換えねばならず、結局娘を亡くしてしまったのです。

それが動機となって、この特別な人工弁の開発を自分と多くの疾病患者の救済として、命を懸けていると知るのでした。

ガウディと名付けられたこのプロジェクトの意義を知った唐木田篤にも娘がおり、父親の桜田章の無念さを聞いた唐木田篤が変わったのです。

男・唐木田篤は、桜田章に心を打たれたのです。そして、冷酷な営業マンから、この男の力になろうと決心した瞬間です。「下町ロケット」ガウディ計画はますます熱く盛り上がってきました。

 
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。