下町ロケットの余韻に浸ったままの管理人ですが、いよいよ28日の立川談春原作の「赤めだか」の放映が迫ってまいりました。恐らく、単発のドラマではありますが、談春が「殿村直治」を演じた下町ロケットの視聴率を上回る期待も出てきました。

赤めだか
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赤めだかは「下町ロケット」譲りの豪華キャスト 2大看板

主役の立川談春に起用されたのが、若手ジャニでも人気絶頂を誇る嵐の二宮和也。嵐のメンバーの中で、俳優としてめきめき頭角を現してきたのがニノこと、二宮和也です。もっとも「若手」とはいっても、ニノもすでに32歳ですから、中堅の域に入っていますね。(笑)

ニノについて特筆すべきは、彼の経歴です。多くの人はニノと言えば「嵐」ということになろうかと思いますが、平成9年に14歳で、初舞台を踏んでいるのですね。つまり、役者としてデビューしているのです。作品は「STANDBYME」でした。翌年にはテレビドラマ「天城超え」にも出演しています。

そして、何と言ってもニノを俳優として有名にしたのが、「硫黄島からの手紙」でした。何しろ監督をしたクリント・イーストウッドの目に留まり、ニノは所属事務所のジャニ系初の日本アカデミー候補となったのです。

ビートたけし
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そのニノと共演するのが、立川談志を演じるビートたけしです。ビートたけしと立川談志の接点と言えば、たけしがデビューした当時から談志が「奴は売れるぞ」とその才能を高く評価していたこととされています。

そして、その談志と言えば、いろいろ物議をかもすような毒舌というか、歯に衣を着せぬ物言いで人気があった人です。

落語界の反逆児」と異名をとる立川談志は、管理人からすれば、「落語家」というより「辛辣なコメンテーター」的人物だったように思います。そして、それは当に立川談志もビートたけしも、同じく後継者と目される太田光も同じ系列と言えると思います。

この「同じ系列」というのは、「正義感」であり「正論」であり、現代のようにはっきりモノが言えなくなってしまった社会においては、非常に有益な「ガス抜き」を代わりにやってくれるというありがたい存在なのでもあります。

 

談志の本当の魅力とは・・弟子立川談春の視点

談春が師匠談志の元で、どんな風に弟子修行をしてきたのか。どんな苦行が待っていたのか、それはドラマで明らかになるでしょう。

談志という師匠としての存在を弟子の立川談春の目から見るとどういったイメージとなるのか、そこを二宮がどんな風に談春を演じるのか興味深いところです。

談志を語る上で、よくエピソードとして聞かれることは、一般の社会で、「道理に合わないところに遭遇する」と談志は必ず「道理」を通すようなことろがあって、例えば学生たちが電車の車両内で座席を他人に譲らないどころか、数人で占拠しているような時、必ず声をあげ注意したというのです。

これなど、もう日本人の大人がしなくなってしまった行為でしょう。談志は即ち、ラスト・サムライなのです。本当のことをそう言える人間はそう数多いものではないのです。それだから、「民衆の代弁者」としての役割も担っていることになるのです。ちょうど、今、米国でドナルド・トランプ氏の人気あるのと一緒です。

立川談春
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落語家としての魅力は、お若い方たちには分かりずらいことでしょう。還暦になった管理人でも、落語家としての立川談志はそれほど好きではありません。その理由の最大な訳は、談志が噺の途中で、自分の解説や自己哲学などを入れてしまい、噺を折ってしまうからです。古典落語を聞きたい人(管理人)からすると邪道とも見えてしまうのです。

しかし、当の談志は元々、コントや漫談をしていたこともあり、そして古典落語と現代落語の距離感を意識していたこともあり、古典落語の自己破壊的創作態度だったとも言えると思うのです。

そんな、談志が魅力と映ればファンになるだろうし、嫌味に感じる人は離れて敵となる、そんな人間が立川談志だったと言えると思います。

赤めだか」では、立川談春が、どのように談志師匠を崇め、そして接していたのかが、明らかになるでしょう。今となっては、実に残念な立川談志師匠の逝去ですが、談春が書き記した談志師匠、そしてそれを演じる二宮和也とビートたけしの「赤めだか」は談春が好演した下町ロケット視聴率を塗り替える予想さえしてきました。

いよいよドラマ「赤めだか」の放映です。12月28日(月曜日)、午後9時からTBS系ですよー。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。良いお年をお迎えください。