スーパーサラリーマン左江内氏が福田雄一脚本演出で爆笑を保証

スーパーサラリーマン左江内氏

藤子・F・不二雄の原作漫画「中年サラリーマン左江内氏」が、タイトルを「スーパーサラリーマン左江内氏」として、日本テレビで放送予定です。脚本と演出福田雄一で、爆笑を保証しているともいえるでしょう。脚本家で演出家の福田雄一のこれまでの足跡と「スーパーサラリーマン左江内氏」の展望を探ってみました。

 

スーパーサラリーマン左江内氏の脚本演出を担当する福田雄一とは?

藤子・F・不二雄原作の「中年サラリーマン左江内氏」の実写化にあたり、脚本演出を担当するのが、名うての劇作家で演出から脚本・監督まで幅広い活動で知られる福田雄一です。

福田雄一は、現在48歳と脂の乗っている演劇家で、テレビドラマや映画、そしてバラエティでの活躍はすでに多くの実績を残しています。

元々、父親の影響などもあり、お笑いのクレージー・キャッツを見ながら育った世代ですから、ドリフターズやコント55号などの影響を受けたことは想像に難くありません。

小学生の頃から、コントの台本を書いて披露していたという福田雄一は、出身地の栃木県小山市の中学、高校と進学し、「ゴルフ銀座」と異名がある栃木育ちの福田雄一は、学生時代はゴルフに夢中になったといいます。

しかし、大学進学を希望した父親の意向で、ゴルフ部がある成城大学に進学することになりました。ところが、いざゴルフ部に入ってはみたものの、活動費の部活代や用具代、そして自分の実力などを考慮すると、ゴルフに対する夢の維持が困難になりました。

精神的にも追い詰められていた福田雄一は、小劇場のニュースを見て、かつての楽しかった演劇を思い出し、見に行った第三舞台を観劇し、即座に演劇部に入部する決意をしました。

そして、成城大学の演劇部を母体に、劇団「ブラボーカンパニー」を立ち上げるのです。もちろん福田雄一は、その劇団の演出を手がけました。

成城大学を卒業した福田雄一は日テレワークス(76年から11年)に入社し、番組制作やCM制作に携わりました。しかし、福田雄一はその後すぐに独立して、フリーの放送作家となり、舞台に携わる一方で、テレビのバラエティの構成を担当しました。人気番組となった「笑っていいとも!」や、去年、解散を表明したSMAPの「SMAP×SMAP」、「いきなり!黄金伝説」などは福田雄一の手によるものです。

「お笑い」が大好きな福田雄一は、そのセンスを活かして、コメディを連発し、佐藤二朗ムロツヨシなどの個性の強い俳優たちを起用し、女優たちからも存在を際立たせる演出など評価が高く、今や「コメディの鬼才」なる異名を取っています。今作品の「スーパーサラリーマン左江内氏」でも、佐藤二朗とムロツヨシのお二方もキャストインしていますね。

 

脚本家、演出家・福田雄一のこれまでの足跡は?

バラエティの構成作家として、これまでに生み出した番組は、前述の「いきなり!黄金伝説」(テレビ朝日)に始まり、「1年1組平成教育学院」(フジテレビ)、「歌スタ!」(日テレ)、「森田一義アワー 笑っていいとも!」、「指原の乱」(テレビ東京)などがあります。

またドラマの脚本では、「ギンザの恋」(読売テレビ)をはじめ、「猿ロック」(同局)、「東京DOGS」(フジテレビ)、「コドモ警視」、「星新一ミステリーSP」(フジテレビ)などがあり、最近では読売テレビの「ニーチェ先生」なども福田雄一の手によるものです。

福田雄一の実力を示したのが、脚本を手掛けた「東京DOGS」で、連続ドラマの主演に小栗旬を抜擢し、全10話の平均視聴率が15.8%と大成功を収めました。

また、「コドモ警察」は、テレビ東京でドラマ化され、その後、映画化もされました。そして、2013年に監督脚本を手掛けた「HK 変態仮面」が大当たりして、続編の「HK 変態仮面 アブノーマル・クライシス」まで制作されました。

そんな「コメディの申し子」ともいわれる福田雄一脚本演出による「スーパーサラリーマン左江内氏」ですから、主役の堤真一と小泉今日子がコラボする演技には大きな期待が寄せられています。

主人公の左江内氏がどのように描かれるのか、そしてまた、その女房の鬼嫁を演じる小泉今日子がどのような演技を見せてくれるのか、楽しみなドラマ「スーパーサラリーマン左江内氏」は、今月1月14日、土曜日の午後9時から日本テレビ系列の放送予定です。お楽しみに!

 

最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。

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