下町ロケット」に完全に嵌ってしまった管理人です。これほど、私を熱くさせてくれる「下町ロケット」は直木賞作家の池井戸潤さんの作品ですが、これほど登場人物がおもしろい作品はあまり多くはないでしょう。まさに「巨編」と呼んでもおかしくない作品です。

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メイン・キャストと言えば通常は主役とその絡みの人物ですが、私から見ると全員が「メイン・キャスト」と呼べるほど人物に興味を駆られます。今回は佃製作所が部品供給を願い出た帝国重工の若手技術者である浅木捷平の名場面です。キャストには若手俳優で人気も実力も着実に上げている中村倫也さんが抜擢されました。

 

 帝国重工の若手技術者・浅木捷平の実直な性格‐佃製作所の現場で見たもの

キャストに選ばれた中村倫也さんって、男の私から見ても恰好の良い俳優さんですね。ここでは、中村倫也さんとしては、敢えて取り上げませんので割愛しますが、清潔感溢れるイケメンの恰好の良い青年として「下町ロケット」でも重要なキャスト「浅木捷平」は担っています。

帝国重工航空部部長の財前道生に仕える富山敬治は、佃製作所の部品供給の道が途絶えるように画策し、同僚の溝口と田村の助けを借り、「落とすためのテスト」を企てます。

製作現場の調査に同行した浅木捷平は、素直な目で佃製作所の技術力の高さを目の当たりにします。恐らく、前にやってきて同じ現場を目撃した財前道生部長の驚きと重なるはずです。

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いちゃもんを付ける溝口の後から付いてきた部下の浅木捷平は、佃製作所の手作業による高品質の製品を自分の目で確かめようとします。そして、その製品の優れた完成度に度肝を抜かれるのです。浅木捷平は素直にその驚きと称賛を佃航平に表しました。

まさに、財前部長と同じように、文字通り「佃」のファンになったのです。浅木捷平の名場面は、この製品製作現場での、自分の手を目で佃製作所の技術の高さを確認したシーンです。

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再テストを懇願されるシーン‐浅木捷平が頼りにされた理由

部品供給にあくまで反対だった佃製作所の若手技術者・真野の裏切りにより、不良部品の納品によりテストが失敗となり、大混乱する佃製作所。所内では、全員集まり、喧々諤々の論争が巻き起こります。

終始がつかないと思われた論争が、若手技術者の告白から、一転します。小型エンジン製作に拘りを持つ真野の指示で、不良部品を納品した告白してしまいました。

その告白を遮ろうとした真野ですが、事実として知られてしまうと、部品供給に反対だった営業の江原と経理の迫田を「裏切者」と切って捨て、「テスト失敗で、願ったり叶ったり」だとうそぶくのです。

社員一丸となって、徹夜作業で必死にやり遂げた作業は、この真野の手で粉々に散った瞬間でした。しかし、テスト失敗が正規の製品ではなかったと知った社長の佃航平とプロジェクト対策チームの江原が、再テストを懇願に帝国重工に向かいます。

部品供給の道を断つのが狙いの富山が相手ではなく、ここで登場するのが、浅木捷平だったのです。(私はここで、池井戸さんの緻密さを痛感しましたね。)

佃航平社長も、工場の製品製作現場での浅木の認識を頼りとしたのでしょう。ヒラの浅木には何の決定権も持っていません。ですが、あの製品の素晴らしさを分かってくれた若き技術者にすべてを託して、土下座までして頼むのです。

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そして、浅木は航空部部長である財前道生に連絡を取るのです。帝国重工に向かう財前を待つ間、再テスト要請に浅木を巻き込んでしまい詫びを入れる佃航平に対し「できることなら、私も佃製作所と仕事がしてみたい」と、改めてその素晴らしさを示したシーンもじーんとくる名場面でした。

一つの事に向き合った時の人間性の素晴らしさを浅木捷平という若者が証明してくれた、名場面として管理人の目を癒してくれました。

 

最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。