下町ロケット 倍賞美津子が佃航平の母を名演技で「おふくろの味」

下町ロケット
ガウディ計画

 

大人気の下町ロケットを支える大勢のキャスト倍賞美津子が演じる佃航平の母、佃和枝の暖かい人柄が、緊張の連続の中で、暖かい安らぎを覚えさせてくれます。倍賞美津子の演じる母親は、佃航平の人柄でもあったのです。

 

日本人の「お母さん」「おばあちゃん」を演じる倍賞美津子の名キャスト

ドラマ「下町ロケット」は、主人公である佃航平が率いる中小企業である佃製作所の物語とも言えます。中小企業が日本を支えると言われるように、多くの視聴者の共感を得ている「苦難に立ち向かい、それを乗り越える男のドラマ」ではありますが、それだけではありません。

そのドラマに陰には航平の母が居て、娘の利菜があり、航平が頑張る根底には家族があったのですよね。そして、人間、佃航平を育てた、母和枝の人柄が息子の航平にも受け継がれているのでしょう。

残念ながら、町工場の社長となった航平の生き方には共感できないと離婚して、自分の夢を追った元妻の和泉沙耶とも、うまくやっていたのではないでしょうか。和枝と沙耶の会話は出てきませんが、倍賞美津子の演じる佃和枝を見ていると、そんな気になってきます。

 

航平の娘を心配するおばあちゃんの和枝の話し方が、とても美しく、「日本のおかあさん」「日本のおばあちゃん」の代表選手のようです。

バドミントンの練習に行かなくなった孫を心配して、そっと息子の航平に相談する場面では、息子と孫娘の両方を心配している様子が伺えました。静かな口調で、話をする倍賞美津子の演技にはじーんと感情が伝わってきました。

 

倍賞美津子も母・和枝になりきっている家族で食事をするシーン

それほど、多くはないのですが、やはり下町ロケットはすっごーいです。主演の阿部寛が感激したという、佃家のセットは天井付きですって。通常、ドラマで撮る家庭のシーンのセットとは、上は撮らないので映像に入りませんからオープンなのが、普通なのですが、阿部さんはこのセットを見た時に「おー、天井があるー」っと大感激したといいます。(笑)

そして、このセットの逸話では、何とドラマとは関係の無い、まったく映らない庭まで造られているというのです。すべて、「本物を作る」という意気込みで、番組制作者の心意気が、阿部さんを奮い立たせ、そして、その阿部寛さんが、残りのキャストを引っ張るという、見事はチームワークを作っているのだそうです。

 

下町ロケットに出てくる母和枝のシーンはほとんどが、居間での食事のシーンです。管理人の私はこの数少ない家族での食事シーンは特に好きですね。阿部寛が感激したというセットも含めて、本当に団欒している雰囲気がこちらにも伝わってきます。

息子の航平から、いろんな話が出ないのも、ごく普通の家庭のようですし、母の和枝がいろいろ心配事を相談する場面などもリアルだと思います。

下町ロケットもいよいよ中盤から終盤になってきて、おばあちゃんもそれほど多くは出番がないかも知れませんが、今回は素敵な「日本のおかあさん」「日本のおばあちゃん」を演じてくれた倍賞美津子さんのキャストにスポットを当ててみました。

管理人はいつも、倍賞さんを見ると遠くに住む母を思い出しているのです。

 

最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。

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