今回も、もう少し「お年玉相場2016」の話を続けましょう。本当に「もう幾つ寝るの?お正月」ですね。子供たちは楽しみなお年玉も、大人になると「苦悩のタネ」なんですよね。(笑)
では、赤ちゃんを対象とした場合を考えてみましょう。
基本的に赤ちゃんの場合は「お年玉無用」です
赤ちゃんにお年玉を「あげる」「あげない」と意見は分かれるようですが、調査を見る限り、「あげる」という人は少数派のようです。ある調査によると20%から25%程度のようですので、「あげる」派は四人ないし五人に一人という計算になります。ですから、「あげない」方が常識的だと言えるでしょう。
例外の場合は赤ちゃんでも対象になりえる
基本的に言って赤ちゃんに「お年玉」は無用ですが、例外な場合もございます。これは通常の冠婚葬祭のマナーと同じで、先方からいただいている場合に「お返し」となります。金額はいただいた金額と同額をお包みするのが、マナーです。「行ったり来たり」の精神です。
同じ金額が行ったり来たりなのですから、この風潮もいずれ少なくなっていくのかも知れません。恐らく都会になればなるほど風習も変わるのが早いと思われます。
裕福でそれなりに古い仕来たりで暮らしている人は別として、普通のご家庭でしたら、赤ちゃんまでの心配は要りませんが、自分の子供が「出産祝い」をいただいている場合や相手の子供の「出産祝い」や「幼稚園の入園」などでお祝い金を渡していない場合は、お正月の吉日に一緒にお祝い金を渡す絶好の機会となるでしょう。
基本的な冠婚葬祭のマナーはお返し
現代のように、核家族も進み、昔のように年柄年中、お互いに行ったり来たりしないような時代です。ですから、どのような心構えが大事になってくるか、そのマナーについて考えましょう。
基本的なことは「いただいた」ものは「お返し」するのが礼儀でありマナーだということでしょう。ですから、少々面倒なことになる訳ですが、これは最低限のマナーとして心しておくべきでしょう。
そして、その冠婚葬祭ですが、良いアイデアとしては、すでに行っている人も多いと思いますが、帳面、つまりノートを一冊準備して、それに項目と先方、そしていただいた金額を明記しておくことです。
なんだかんだと言っても「いただいた」ものは「預かりもの」ですから、「お返し」という形になるのです。
お祝い金の常識的金額
出産祝いや子供の幼稚園入園祝いなど、まだ相手が幼児の場合、金額は兄弟、親戚、知人・友人という形に分けて考えるのが一般的のようです。
ここでは特に項目を別記しませんが、基本的な三段階の常識的金額を述べておきます。これ以外にも例外として、それ以上の金額をすでに「いただいて」いる場合は同額の「お返し」が常識になることは、すでに前述しました。マナーですから、違反、罰則ということはありませんので、それほど厳しいものではありませんが、マナーを知らないと「恥をかく」こととなり、先方からも「礼儀知らずだ」と烙印を押されかねませんので、そうならないようにしたいものです。
相手が兄弟・姉妹の子供の場合 5000円から1万円
相手が親戚の子供の場合 3000円から5000円
相手が友人・知人の子供の場合 3000円
以上が祝い金の一般的相場になります。
今回は、お年玉相場2016「赤ちゃんの場合」を考察してみました。ご家族、お揃いで楽しいお正月をお過ごしください。
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