今晩の「今夜くらべてみました」、略して「今くら」ですが、旅行好きな女性タレントの「旅比べ」の特集です。宝塚のトップスターだった大和悠河のど派手な「リッチ」な旅行から、予算を最小限に抑えるホラン千秋の「どケチ」旅行とその対比が話題を呼びそうです。

ところで、このどケチ旅行とは、どんなものなのか、管理人の体験も交えて、その価値なども考察してみたいと思います。

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管理人が経験した二つの事例をお話したいと思います。これから「やってみよう」とお考えの方の一考にお役に立てば幸いです。

 

「今夜くらべてみました」はあくまで、番組製作が目的

テレビの影響は計り知れないものがありまして、それに感化されることもしばしばです。けれども、私管理人は、ホラン千秋のような「どケチ旅行」はお勧めしません。それには二つ、理由があります。

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一つは旅とは何かということです。一つの要素として、「非日常的体験」というものがあります。普段、住み慣れた場所や環境から、まったく違う場所へ移動して気分転換を計ったり、人生を考え直してみたりしたくなるのが人間です。

この非日常的に当たるのが「金持ちがどケチ旅行をする」なら、それはその価値があるものと考えます。しかし、決して金持ちでもない人が「ケチケチ旅行」するなら日常と変わりはありません。普段、コンビニで食事をしている人が、旅先でもコンビニというのは情けありません。

「旅」と「旅行」は少しニュアンスが違っていて、同一のものと捉えない方が良いでしょうが、これから管理人がする話は「旅」と「旅行」のどちらにも関係しています。

実は、今から約40年ほど前、ワシントン州に留学していた私は、若干生活にも慣れ、堕落していたのです。それで、思い切って「初心」を取り戻そうとヨーロッパ一周から世界一周の旅を計画したのです。

まだ20歳でした。当時からすでにアメリカでは格安航空会社があって、航空券も貯金したお金で購入できました。ニューヨークまではバンクーバーからトロントまで大陸横断鉄道を使い、トロントからニューヨークのラガーディア空港へ飛び、別々に出たマークと合流したのです。

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ベルギーのブラッセルまでのフライトは座席数を最大限に確保したもので、文字通り⒥ぎゅうぎゅう詰めでした。流石は格安航空でした。

マークと私は別行動で、バイトをしながらヨーロッパを旅する計画でした。ところが、その米国人学生を斡旋する業者は、ただ働きさせるようなアコギな会社で、アメリカでバイトで得る賃金の半分以下、だいたい四分の一という劣悪な環境だったのです。

長い話を短くすると、結局、資金が底を尽きそうな私はドイツのミュンヘンに居ました。宿泊所にも泊まれずに、一夜過ごしたのはミュンヘンの日本領事館前の道路でした。朝になり、足音で目が覚めたのですが、横になったまま目を開けると20cmほどの所を人が歩いていたのです。

起き出して街を歩くと一流のホテルの一階にあるレストランで客が美味しそうに朝食をとっているではありませんか。それが、なんと日本人が多かったことか、今でも忘れません。多くはJALパックなどのパック旅行客でしたが、その時に思ったのが、「将来、旅行するなら絶対にお金を十分持って旅しよう」ということでした。

 

グアムで見た二人の女子大生の「卒業旅行」

もう一つは、そのような経験をした私がグアムで仕事をしていた時に見掛けた光景です。それは、どのようなものかと言えば、見たところ女子大生のような二人の日本人女性がスーパーから買い出しをしてホテルに戻る途中でした。

2月、3月の頃だったと記憶しています。当時は大学生の「卒業旅行」が流行りだした頃でした。時間的に朝食の時間だったので、よく覚えているのですが、その頃から「朝食付き」と「朝食抜き」というオプション設定ができた頃です。

当然、朝食抜きの方が安いのですが、自分のドイツでの思い出が蘇りました。別に個人的な好みを指摘するつもりは毛頭ありません。その女子大生たちはそれで楽しかったのならそれで良いのです。

しかし、非日常的な旅をするのですから、やはりケチケチが良いのかと聞かれたら、私はためらいますね。何故なら、せっかく出掛けるのですから、それなりに余裕とゆとりをもたせるのが、楽しい旅になるし、満喫できるからです。

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ケチケチ旅行するくらいなら、もう少しバイトでも頑張って、せっかく良いホテルに泊まっているのですから、朝食くらいはホテルのレストランで摂りたいものです。コンビニで牛乳とパンなら、自宅に居てもできますからね。資金は少しでも多く持っていくのが理想と言えましょう。

アメリカには老後の資金管理団体があって、そこで企画運営した旅行のガイドをしたことがありますが、ミドルクラスでも、資金に余裕をもって旅行する人と、そうでない人は同じ旅行をしていても、その楽しみ方に雲泥の差がありました。

最後にアメリカで、旅行者に向ける金言というのがあって、それをご紹介して今回の閉じといたしましょう。

お金は二倍、荷物は半分」というものです。

旅慣れない人は、兎角、あれも、これも、と荷物を増やしてしまいますが、結構使わずに持ち帰った経験のある方も多いのではないでしょうか。

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最小必要限と心がけても、そうなってしまいがちですね。それから、帯同する資金は、予算通りにしないで、少しでも多く持っていった方がベターです。どケチ旅行もそれなりの価値はあるとは思いますが、普通の人なら、これは当てはまらないと考えるべきでしょう。

ケチケチ旅行は「今夜くらべてみました」のような番組で見た方が楽しいもの。そういうのはホラン千秋さんにやってもらって、お家のテレビで見た方が楽しいでしょう。実際にやってみるのとは大違いだと思いますよ。

 

少しでもお役に立てれば幸いです。最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。