無人タクシーの出現がいよいよ現実味を帯びてきました。近未来、5年以内には、早ければ2年くらいで、無人タクシーや無人の車が公道を走る世界が現実に出現しそうになってきました。ロボットが人間から仕事を奪う日は、日に日に迫ってきています。

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シンギュラリティー 無人タクシーは機械が人間に代わり仕事をする象徴

< PayPal創業のイーロン・マスクが家事代行ロボットを開発中 >

無人タクシーの登場は、シンギュラリティー問題の象徴となるでしょう。コンピューターの能力は人知を超えてしまう、いわゆる「シンギュラリティー=技術的特異点」問題は、いよいよ身近なものになってきました。

近未来、現存する500万もの職種が機械にとって代わられようとしています。しかし、社会はこれからも「後手後手」に回るしかないでしょう。それは思想の問題とも大きく関わっています。

早くは1970年代から、この問題は指摘されていました。それは、人間の技術の進歩が、価値観、生活様式、すべてを飲み込んでしまうことです。しかし、本質的議論が広がる前に、どうやらその技術の進歩は「その時」を迎えそうになってきました。

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アメリカとシンガポールのニュースをご紹介しましょう。

時事通信の配信記事によると、アメリカでは自家用車による送迎サービスの利用者が増えているといいます。当然ですが、ニーズがあれば、そこに新しいサービスが展開されます。しかし、この新しいサービスに投入される資金は、人間に対してではありません。

何故なら、企業が投資する技術開発は、運転手の要らない無人タクシーだからです。

米自動車大手フォード・モーターは今月16日、ハンドルやペダルのない自動運転車を2021年までに実用化する計画を発表。開発拠点の規模と人員を大幅に拡充し、中核技術に強みを持つ新興企業への投資も増やす。無人タクシーでの利用を念頭に、「ライドシェアは運転手が最大のコスト。自動運転車に最適の事業モデルだ」(幹部)と強調する。

記事引用元:時事
http://www.jiji.com/

 

記事によると、このライドシェアを運営するウーバー・テクノロジーズ社は、早ければ2020年に無人タクシーの営業開始を目指しているとされます。そして、提携企業は米企業だけに留まらず、スウェーデンのカーメイカー、ボルボと手を結ぶようです。技術の進歩とスピードは人間社会の想像をはるかに超えて早くなっているようです。

 

シンガポールでも自動運転タクシーの実用試験中

< シンギュラリティー最新情報 マイクロソフトのTayの大暴走 >

一方で、アメリカの裏側、こちらアジアでも急速に技術的特異点の問題が近づいてきています。アジアの小国シンガポールはITと金融で生き延びようと懸命ですが、同じ時事通信の配信では、僅か2年後に自動運転タクシーの実用化が、現実味を帯びてきました。

とりあえず、最初は「安全確保のため有人」となっていますが、いずれ同乗する運転手が要らなくなるのは時間の問題でしょう。雇用維持のために、運転手を乗せることは、事実上意味の無いことになりますからね。タクシーの運転手は、ちょうど「何もしない」パイロットのようなものになるでしょう。

実際、知る人ぞ知る、商業用のパイロットは、空の上では「自動運転」ですからね。

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シンガポールでの、この自動運転タクシーの実用化は、地区限定で2018年、シンガポール全土での運営目標が2020年といいますから、僅か2年後から4年後の話です。

シンギュラリティー問題は、かつて「2045年問題」として話題を集めました。しかし、このブログでも何度か指摘していますが、管理人が考えるには、もっと早くその時点を迎えると思っています。

記事参照:時事通信
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016082900046&g=int

しかして、問題はそのシンギュラリティーに達する時間よりも前に、あらゆる社会変化が起こってしまうことです。細かいことは、後に譲るとして、一番大きな問題は、「人間と職」の問題です。

当サイトでも以前、「シンギュラリティ―最新情報 5年後に500万の職が無くなる でも書きましたが、技術的特異点に達するまえに、これだけの仕事が無くなってしまうのです。

今年に入り、スイスでベーシックインカムの国民投票が行われ、否決されましたが、実はこのベーシックインカムは、このシンギュラリティー問題と無縁ではありません。

人類の技術の進歩に、人間の知恵が働けば、ユートピアのような世界実現は可能ですが、知恵の無い人間が多ければ、特殊なグループによる管理社会が先に出現してしまう恐れがあります。

無人タクシーの現実味は、シンギュラリティーの問題を浮き彫りにし、問題を提起していますが、人間社会の知的対応は、それに比べ大きく遅れていると言わざるを得ないでしょう。

 

最後までお読みいだたき、本当にありがとうございます。