家売るオンナ視聴率7話 白洲美加の両親の浮気劇に見える人生観

家売るオンナ

家売るオンナ視聴率7話も二ケタ台をキープ。若干下がったとはいえ、今クールのトップを独走しています。白洲美加のキャストを演じるイモトアヤコの活躍が面白かったですね。庭野聖司のお見合いシーンも必見でした。

 

家売るオンナ視聴率7話 今クール断トツで独走の視聴率

< モロ師岡が白洲美加の父白洲保に!家売るオンナ楽しみなキャストに >

家売るオンナ7話視聴率は、すでに発表され、10.8%と二桁台をキープし、今夏クール、夏ドラマのトップを独走しています。

夏休みも終盤に入り、リオ五輪や高校野球も終わり、子供たちは宿題に追われている時候。家売るオンナ7話も「小休止」といった感じで、若干の下げはありましたが、それでもしっかり二桁台をがっちりキープできました。

家売るオンナは、今回は「しらすみか」の巻。両親の離婚や実家の取壊しなど、試練の白洲美加でしたが、「物は言い様、考え様」、悲観的な見方もあれば、楽観的な考え方もあります。

無表情の三軒家万智を演じる北川景子が、ドラマ始まって以来、目を若干潤ませながらシラスミカに語るシーン、「自分を解き放て!」という下りは、感動しましたね。

 

家売るオンナ7話の脚本 夫婦喧嘩に見る大石静の素晴らしさ

< 家売るオンナ原日出子が白洲美加の母、白洲貴美子のキャストに >

さすがに家売るオンナ原日出子が白洲美加の母、白洲貴美子のキャストに 、というか、「不動産コメディ」の大石静の脚本ですね。家売るオンナ7話では、白洲美加の両親、保と貴美子の離婚がテーマとなりました。

しかし、その描き方が素敵でしたね。テーマが「離婚」ということもあり、管理人は少し構えていたような処がありましたが、年配のカップルの描き方に非常に強く打たれました。

 

と、いうのも、昔に比べて現代は長寿の時代となりました。以前は、今ほどライフスパンは長くありませんでしたから、子どもから成長して、適齢期に結婚をし、子供をもうけて、親を仕舞い、自分の番を待つ、という方程式があり、第二の人生など考える間もなく、お迎えが来てしまっていたわけです。

ところが、寿命も延びて、昔だったら「働いて終わり」だった時代から、「まだ先がある」という人生に変わってきました。

家売るオンナ7話では、美加の父、白洲保に別な女性ができて(登場しませんが)、家を出ていってしまい、母の貴美子が渡された離婚届に怒りのサインをする分けです。

ここで、保の浮気相手が登場しませんが、実に理に適った脚本でしたね。何故なら、ここにあったテーマは、「浮気する男女」がテーマというより、むしろすでに長年連れ添った夫婦のあり方がテーマだったように思います。

即ち、「惰性」で生きていることに対する、警鐘のようなものです。惰性で生きることは、お互いに相手に対する感謝も薄くなり(気付かなくなるの意味)、感激も感動も少なくなり、過去のメモリー(思い出)を大事に過ごす生き方につながり、過去―現在―未来というスペクトラムの中で言えば、過去重視の生き方になってしまいがちなのですね。

それが「柵」となっていては、人生を謳歌できません。娘の白洲美加がすでに、その「過去の柵」に捕らわれていました。聖書には、「家は仮の宿」という表現が出てきますが、本物のホームとは、神の御心にあり、という捉え方で、物質的な「家」とは、ホームとは何の関わりあいもない、「臨時」の仮住まいとする考え方です。

 

白洲保が浮気相手からあっさり追い出せれ、何食わぬ顔を家に戻ってきたのも、白洲貴美子が家を売って、自分のマンションに越したのも、全て、「惰性からの脱却」を欲していた結果でしょう。

その意味で、大石静の脚本、演出は見事でしたね。親子三人、レストランでの会食シーンの会話にもそれがすごく良く出ていたと思います。

「笑い」の中に、人生の生き方を見せてくれる家売るオンナ7話でした。

 

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