世良公則小泉孝太郎が「下町ロケット」後半のガウディ計画で姿を現しました。世良公則小泉孝太郎も主演の阿部寛に立ちはだかる「悪役」、ヒールでの登場です。しかし、世良公則小泉孝太郎は同じ悪役ですが、意外と対照的なので、見応え十分といったところです。簡単なあらすじ・ネタバレも含めて考察します。

下町ロケット
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世良公則演じる貴船恒広は医学界のカリスマ

世良さんと言えば日本の「ロック界」を長年引っ張ってきた生粋のロッカーですが、あの異様な長髪はどうやら、そちら方面からきたのでしょう。

下町ロケット・ガウディ計画で見せる貴船恒広役にぴったりなのではないでしょうか。しかし、外科手術の第一人者という立場ですが、普通の人々が計り知れない「業界の裏」を上手に演じています。

医学界と製薬会社の癒着は、大方の人が認めてはいるでしょうが、内部の事情は想像だけの世界。それだけに視聴者には関心が高いテーマでもあると言えるでしょう。

ドラマでは日本クラインという会社が出てきますが、ほとんどのシーンはこの「裏」がテーマと言っても過言ではないでしょう。

世良公則
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まだ、後半のガウディ計画は始まったばかりですが、7話では徐々に貴船の悪党ぶりが加速しそうです。と、いうのも、すでに部下の外科医、一村隼人のアイデアを盗んでいるのに、新型の人工弁の開発に一村が携わっていると知ると、平気で共同開発などを働きかけることをするのです。

「恥も外聞」も無くなってしますのでしょうか。それとも、最初から「恥も外聞」も持ち合わせていないのでしょうか。多分、後者ですね。(笑)

日本の医療業界は行政の制約に縛られているといってもよく、名の通った大手の「独占的」世界です。利権絡みの世界ですから、当然、そこに癒着が生え繁る土壌があるのです。

世良公則の長髪も、「権力の象徴」に見えたのは私だけでしょうか。

 

小泉孝太郎はスマートなビジネスエリートの役?

一方で、もう一人のヒールとして登場する小泉孝太郎ですが、こちらは元NASA勤務のエリートとして登場します。親の会社、サヤマ製作所という小さな会社を急成長させる「やり手」の経営者という触れ込みです。

長髪で厳つい顔つきの世良公則と違い、小泉孝太郎はハンサムでスマートなエリートとしてサヤマ製作所の社長ですから、対照的に映ります。

そして、対照的と言えば、主人公の佃航平のように技術開発の情熱を捧げる人物ではなく、成功する手法は正反対です。日本人が弱い肩書とコネを駆使して、売り上げを伸ばしてきた会社で、そりゃ数字だけみれば大概の人は「やり手」と思うのでしょうね。

小泉孝太郎
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佃製作所の若手技術者、中里淳に触手を伸ばし、企業秘密を流させたり、佃が受注したバルブシステムを略奪する算段に出たりと、「やりたい放題好き放題」の手法で仕事を取ろうとするのですから、見ている視聴者は小泉孝太郎のスマートさと悪党ぶりをたっぷり味わうことになります。

もちろん、そこは池井戸作品、最後には胸がすっきりするシーンが見られますよ。それまでは、「苦湯」を飲みながら、待つしかありませんね。
今回はガウディ計画に登場する二人のヒール役、世良公則小泉孝太郎の役どころを簡単なあらすじ・ネタバレと一緒に考察してみました。最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。