重版出来!最終回 漫画部門大賞は三蔵山龍のドラゴン急流が受賞

重版出来!

重版出来!最終回の話題の一つ、近代芸術文化賞の漫画部門大賞は三蔵山龍の「ドラゴン急流」が受賞しました。苦節40年、長年連載を続けてきた三蔵山龍を「オワコン」、つまり「終わったコンテンツ」と揶揄する向きもありましたが、やはり努力はどこかで報われるものです。最高なエンディングを飾った最終回でした。

 

重版出来!最終回「ドラゴン急流」で漫画部門大賞に輝く三蔵山龍

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三蔵山龍による、40年も連載を続けてきたという「お化け」漫画の「ドラゴン急流」が、見事、重版出来!最終回で近代芸術文化賞の漫画部門大賞を受賞しました。

管理人は、新人でデビューしたばかりの中田伯による「ピーヴ遷移」が受賞すると大胆な予測をしましたが、見事に外しました。(笑)さすがに、中田伯の漫画部門大賞の受賞はありませんでした。

しかしながら、「皆勤賞」とか揶揄されていましたが、連載40年というのは誰にでもできることではありませんよね。しっかりした信念と情熱の賜物です。

 

長期連載の受賞は史上初めてのことですが、やはり正しい評価が下されたということで、視聴者の方々も納得がいったのではないでしょうか。

大賞受賞を聞いた副編集賞の五百旗頭敬が、すでに完備してあった受賞用のカラーページをさり気無く編集長の和田に手渡す時、「密かに狙ってました」というシーンのオダギリジョー、超かっこよかったですね。

後ろに控える編集部員たちのキョトンとした顔が忘れられません。

 

重版出来!最終回で「ドラゴン急流」終了と同時に新連載を発表する三蔵山龍

< 重版出来!ロケ地 河舞子が働いている書店のロケ地はどこ? >

重版出来!最終回で、近代芸術文化賞の漫画部門大賞に輝いた三蔵山龍の受賞祝賀パーティーでの挨拶が素晴らしかったですね。

授賞式に出る前に、奥さんから「もう決めたのですね」の一言が、この連載「ドラゴン急流」の終焉を意味していたとは後で気付かされました。さすがに長年、連れ添った奥さんの会話でした。

そして、スピーチの冒頭で、自分は「オワコン」、つまり「終わったコンテンツだ」との批判を体で受け止めたのは、三蔵山龍の新しいチャレンジ精神に火をつける直接の原因になったものと思われます。

授賞式のスピーチにおいて、その作品の終焉を発表すると共に、新作の予告をするところは、三蔵山龍ならではの素晴らしいプレゼンテーションでした。

 

編集長の和田靖樹の立場からは、まだ続けてもらいたい意向は十分に理解できますが、担当の五百旗頭が、新連載に「お供します」と三蔵山龍に返答するシーンは、どちらもかっこ良かったです。

同じ週刊バイブスで連載中の「ツノひめさま」で漫画部門大賞を狙っていた高畑一寸滝藤賢一)が悔しがっていましたが、三蔵山龍が言うように、互いに漫画に対する情熱をもって、読者の喜ぶ作品を提供し続けることが、漫画部門大賞よりもはるかに大事な目標であるというメッセージは会場に居たすべての人に伝わった瞬間でした。

重版出来!の最終回に相応しい三蔵山龍の長期連載「ドラゴン急流」での近代芸術文化賞、漫画部門大賞受賞でした。

 

重版出来!これまでのあらすじ

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