重版出来!最終回の視聴率は今季最高を記録したのではないでしょうか?重版出来!最終回の感想は、「素晴らしい」の一言に尽きますね。孤独な奇才中田伯の面倒を見る編集者黒沢心の苦悩や成長、そして、最後の巨匠三蔵山龍の漫画部門大賞受賞のスピーチから、編集部のスタッフの打ち上げと「ピーヴ遷移」の重版出来の吉報まで、最終回に相応しい心に残る最高なエンディングで締めてくれました。
重版出来!最終回の視聴率 狙えるか二桁フィニッシュ
< ユニコーンが歌う「エコー」が重版出来!の主題歌に!歌詞も最高! >
重版出来!は7話から1%ずつ上昇気流ですから、最終回はできれば2桁フィニッシュで有終の美を飾りたいところですね。途中から見始まった方には、是非最初から通して御覧いただきたいですね。特に最終回の素晴らしい心に残るエンディングを見て、その思いを強くした次第です。
これまでの重版出来!の視聴率の推移は次の通りです。
第1話 4月 12日 9.2%
第2話 4月 19日 7.1%
第3話 4月 26日 7.9%
第4話 5月 3日 9.1%
第5話 5月 10日 7.3%
第6話 5月 17日 7.0%
第7話 5月 24日 6.8%
第8話 5月 31日 7.8%
第9話 6月 7日 8.8%
最終回 6月 14日 8.9%
最終回に相応しい素晴らしいエンディングは、このドラマの最高視聴率を感じさせてくれました。社会慣れしていない中田伯と担当の黒沢心のドラマや、高齢の巨匠、三蔵山龍の温かい人との接し方、そして漫画部門大賞の受賞と祝賀会でのスピーチ、最後には興都館編集部の打ち上げパーティーまで、非常に中身の濃い最終回でした。
重版出来!最終回の感想1 中田伯の苦悩と苦境
< 重版出来!ロケ地 河舞子が働いている書店のロケ地はどこ? >
重版出来!最終回の感想の第一は、人間として成長できていない中田伯の人生についてです。無事、新人漫画家としてデビューを果たした中田伯が、その人気度も手伝って漫画家としての仕事は充実していました。しかし、連載ですから一人の能力には限りがあります。
そこで、多くの漫画家先生たちがするように、中田伯もアシスタントを雇い入れるのですが、人間関係に不慣れな中田伯は、アシスタントの面倒を見ることが苦手でできません。
そこに中田伯の苦悩があるのですが、中田伯はその苦境を自分だけの力で乗り越えようとします。担当の黒沢心が心配になるのも無理はありません。
男性が担当なのであれば、そこまではしないことでも、女性の黒沢心は食べ物を用意したり、生活のリズムにまで苦言を呈するのです。
出しゃばりするなとばかりに、態度を硬化させる中田伯ですが、黒沢心の常に謙虚な姿勢に次第に心を開いていきます。この二人のやり取りが緊張感に溢れ、黒木華と永山絢斗の演技が素晴らしかったという感想を持ちました。
重版出来!最終回の感想2 三蔵山龍の人間愛
< いくえみ綾が漫画家山縣留羽を担当!出演は内田淳子が抜擢! >
重版出来!最終回の感想のもう一つは、このドラマに一貫して出ていた三蔵山龍の人間的包容力と温かさです。
すでに長老とも言える年齢に達している三蔵山龍は、達観したところがあり、人を見る確かな目をもっており、そして、その人間観察力以上に洞察力がありました。
どのような人間に対しても暖かく包み込む人間愛に溢れる三蔵山龍という人物が、特に最終回ではそれが良く表れていましたね。
中田伯についても、三蔵山の理解力が中田伯の信頼度と安心感に繋がっていたのでしょう。その証拠に中田伯は「誰のために漫画を描くのか?」という難儀な壁に突き当たり、師匠の三蔵山龍を訪ねていきます。
最終回の感想は、この二人の師弟愛が描かれていたのは感動しましたね。三蔵山が、目の前にあるおむすびを指し、そのおむすびができるまでにどのくらいの水が使われているのかという例え話は、中田伯の心に確実に響いていたことでしょう。
重版出来!最終回の感想3 週刊バイブスの人間関係と絆
< 重版出来!8話視聴率と感想 牛露田獏・アユ親子の絆に大感動! >
重版出来!最終回の感想の最大なポイントは、週刊バイブスの打ち上げです。中田伯のサイン会も無事終え、三蔵山龍の祝賀パーティーも大成功し、最後は週刊バイブス編集部の打ち上げが、小料理重版で開かれました。
楽しそうに疲れを癒す部員たちの会話も和やかに進んでいるところに、話題はそれぞれ酔っ払いながら好き放題。
安井昇のボーダーシャツを揶揄われたり、フリーランスの菊地が和田に巨人ファンだと告げたり、壬生平太が零したり、編集部のスタッフの人間関係と絆が表れているシーンでした。
日本文化の良さであり、素晴らしさの原点が、お互いをリスペクトした共同作業にあるような感想を持ちました。だからこそ、日本人の喜びの中にお祭りの神輿担ぎがあったり、団体競技であったりするのではないでしょうか。一緒に作業をする喜びとでもいうのでしょうか。
重版出来!が、漫画の世界を飛び出して、これほど素晴らしいドラマになったのは、脚本、演出もさることながら、キャストの素晴らしさを特に感じさせるドラマでした。キャスト、スタッフのみさなん、ありがとうございました。お疲れさまでした。また、続編でお会いしましょう。
【重版出来!これまでのあらすじ】
重版出来!最終回あらすじ デビュー成功の陰で中田と心に亀裂が
重版出来!9話のあらすじ 高畑一寸と梨音の不和と同業の引抜き
重版出来!8話のあらすじ 新人を襲うネーム恐怖症と巨匠の復活
重版出来!7話のあらすじと見所 新人の行く末と天才漫画家の末路
重版出来!5話あらすじ 見どころは久慈勝社長(高田純次)の半生
重版出来!第4話あらすじと見どころ なるか新人発掘!黒沢心!
重版出来!第3話あらすじと見どころ 新入黒沢心に担当者が決定
重版出来!第2話あらすじと見どころ 部数決定会議(部決会議)の嵐
最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。
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