世界一難しい恋キャストミスか大野智?演技が下手や役柄に注文も!

世界一難しい恋

ドラマ世界一難しい恋で嵐の大野智キャストミスだとの声も聞こえます。演技が下手だの、社長の役柄に合わないなど大野智の演技やキャストに注文なども目にします。しかし、そこにある計算された見事な大野智の演技と脚本、脚色を考えてみましょう。

 

世界一難しい恋の大野智はキャストミスではない!

世界一難しい恋で、鮫島ホテルズの社長、鮫島零治キャストに抜擢された嵐の大野智。物語は34歳で「ホテル王」にまで伸し上がった青年実業家の鮫島零治が恋愛初体験に挑むというものです。

スーツ姿の大野智ですが、ドラマの劇中のセリフにも登場するように、「親父の背広を借りてきたみたいな子供」のようで、はっきり言ってあまり似合っているようにも見えません、でした。(笑)

大野智の今回の配役をキャストミスだと思っている方には、失礼ですが、少々、待っていただきたいです。

何故かというと、管理人も初回の第1話、初めて見た印象は限りなく同じような感想だったのです。大野智が初めて挑む「ラブコメディ」という振れ込みもあり、大いに期待していたのです。

ところが、蓋を開けてみると、爆笑シーンもそれほどなくて、一部のコメントには、「笑えたのはジムのマシーンから、柴山美咲に気をとられた鮫島が落ちるシーンだけだった」などの酷評もあったのです。

期待値が高かったと言えるかも知れませんね。

 

似たような感想を持っていた管理人は、「違和感」という言葉を用いました。それは、大野智の鮫島社長にしっくりこなかった全般的な印象を指していました。

しかし、偶然に第2話を見る前に、もう一度、第1話を見る機会があったのです。すると、どうでしょう。それまでイメージに残っていた大野智の鮫島零治のキャストに対し違和感がきれにに無くなっており、むしろ、それまでの「違和感」が完全に払しょくされ、「大野智ワールド」に引き込まれていたのです。

つまり、キャストミスだったのではありません。大野智キャストこそ、この世界一難しい恋の最大の売りだったのです。

 

世界一難しい恋の大野智は演技下手ではない!

鮫島ホテルズに君臨するわずか34歳の鮫島零治を演じる大野智は身長が166cmと小柄です。その辺も手伝い、貫禄のある「社長像」とは言い難いです。

「滑舌でなく、演技も下手」という評価も見受けられましたが、それも管理人が最初に感じた「違和感」に結びついているように思えます。

2度目見た第1話で完全に、「違和感」のイメージが払しょくされてみると、第1話も第2話も、すべて大野智の演技は「役作り」だと分かります。つまり、大野智は演技が下手どころか、役作りで鮫島零治を演じていたのです。

その証拠に第1話も第2話も、大野智が演じる鮫島零治にブレがありませんでした。むしろ、コミカルで愛らしい鮫島零治が出来上がっていました。顔に似合わず、少々しゃがれた大野智の声も楽しく聞こえてきます。(笑)

大爆笑の少なかった第1話は、その通りだと思います。ですが、今にして思えば、それこそがこちらが勝手に思い込んでいたイメージだったのです。

管理人は前クールで放送された「ダメな私に恋してください」が大好きでしたが、深田恭子の演じる柴田ミチコには、ドラマの最終回までクスクス笑わせていただきました。その裏番組であった「お義父さんと呼ばせて」は正反対で、大爆笑の連続でした。

お義父さんと呼ばせて」は王道をいくシチュエーションコメディで、それぞれのキャストがそれぞれの立場で吐くセリフが面白く、家族内の人間関係も会社の人間関係も見事に演出されていたと思います。

そのような視点で考えてみると、世界一難しい恋も、前者の「ダメな私に恋してください」同様、鮫島零治が「売り」なのです。大野智が画面に出るだけで、吹き出してしまう管理人です。(笑)

 

世界一難しい恋の大野智の役柄は「ならでは」の役柄!

こうして見てくると、大野智キャストミスとか、役柄に似合わない、というコメントが、ちょうど、正反対に関係にあるように思えてきます。

つまり、すべてが計算された上に決まった配役と言え、鮫島零治社長のキャストは、まさしく大野智のために用意された「ならでは」の役どころだったということです。

第3話でも、秘書の村沖舞子(小池栄子)に恋愛指南を仰ぐ鮫島零治が見られるようですが、大野智が作っているキャラクターを知ってしまうと、またクスクス、ゲラゲラの笑いが思い浮かんできます。

ステイゴールドホテルでライバル視する和田英雄社長(北村一輝)とのインタビュー、思い出しませんか。自分の座る椅子が和田社長の椅子に比べ小さい、とブツブツ文句を言う鮫島社長。

大野智の演技は上手かったなあ。そう感じるのは、あのセリフが鮫島零治社長が吐くセリフに聞こえなかったのです。まるで、大野智が自分で言っているような言葉に感じたのです。

セリフが劇中のキャスト、鮫島零治の言葉に聞こえず、大野智本人の言葉に聞こえたところが、大野智演技と役作りの上手さを感じさせ、キャストミスではなかったとの確信を得た管理人でした。

いよいよ第3話世界一難しい恋は、柴山美咲は鮫島社長の恋心に反応するのでしょうかねえ?(笑)

 

最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。

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