香取慎吾主演の原案「ポーの一族」でバケモノ扱いに非難集中も話題

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香取慎吾が「ストレンジャー」で、主演の三杉晃役で、テレビ朝日のドラマでは初出演ということで話題となっています。このドラマの原案となった「ポーの一族」は、少女漫画界でも名作と謳われた萩尾望都の作品です。しかし、原作ではなく、あくまでも「不老不死」の主人公というアイデアを元に脚本化され、原作を模した作品とは異質なものです。タイトルのキャッチに「バケモノが事件を暴く」としたことから、原作ファンから非難が集まり話題となっています。

ストレンジャー

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あくまで原案としての「ポーの一族」

タイトルに「ポーの一族」が使われていないので、不思議に思った方もいらっしゃるかも知れませんで。実は、この「ストレンジャー」は、局の方で原作者の萩尾望都に許可承諾を得て、原案としただけで、脚本はオリジナルなものです。

萩尾望都の原作は、小学館の別冊少女コミックに連載された漫画で、1970年代の(1972年~1976年)作品ですから、ひと昔どころか、ずっと昔の漫画です。

この「ポーの一族」は原作者の萩尾望都が「ずっと子供でいる子供を描きたい」との思いから、永遠の命を持つ吸血鬼の一族を思い立ったようです。

ストレンジャー

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ポーの一族」は200年以上にも渡る時間経過のある物語となっており、あまりの長さに長編のドラマで描くのは無理があるでしょう。かつてテレビ東京で放送していた「新春時代劇スペシャル」のような12時間映画は最低でも必要でしょう。(笑)

そういうことで、香取慎吾主演の「ストレンジャー」は、原作の「ポーの一族」とは、区切って観劇したほうが、新鮮でもあり、自然体で楽しめると言えそうです。

 

十分に期待できる香取慎吾の演技

SMAPファンや香取慎吾ファンに限らず、香取慎吾が苦手という方も十分に期待できる作品になるような感想をもっている管理人です。

その一つには、今回のサスペンスミステリーというカテゴリーで、本広克行監督自身が「面白くなりそう」というくらいなので、脚本に自信を窺わせています。本広監督といえば、先の「踊る大捜査線」で有名な監督です。

三杉晃 真理亜

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香取自身は今回の出演に関して、「宇宙人(ギャラクシー街道)から不老不死(ストレンジャー)と、いよいよ人間でないことがバレ始めたか」とジョークを飛ばしていたそうですが、三谷幸喜の「ギャラクシー街道」が大外れで、直近では「家族ノカタチ」がイマイチでした。しかし、脚本は兎も角、「家族ノカタチ」では、永里大介を演じた香取慎吾の演技は高評価だったと思います。

このところ、脚本に泣かされたといってもよい香取慎吾ですが、どうやらこの辺で、ちょうど良い脚本にあたったように思える管理人です。ですから、「ストレンジャー」での香取慎吾の演技には、期待がもてそうです。

 

「バケモノが事件を暴く」のキャッチはテレビ朝日の戦略?

根強い人気のある「ポーの一族」を原案として「ストレンジャー」ですが、サブのキャッチに「バケモノが事件を暴く」としたことで、原作のファンからは、非難の声が上がっているそうです。

真理亜

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つまり、原案だけで、内容がまったく別物なら、「ポーの一族」も萩尾望都の名前も出さんで欲しいという訳です。一理ありますね。しかしながら、原作者の許諾を得た時点でクレジットの表示は止む無いことですので、むしろ「バケモノが事件を暴く」としたことが、問題視されているのでしょう。

ですから、「バケモノ」という表記に問題があるともいえるでしょう。

しかしながら、テレビ朝日のことですから、放映前の話題作りが戦略だとも思えないこともありません。

西崎汐里

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いずれにしても、人気漫画を原案として、香取慎吾主演で、サスペンスミステリーとなれば、前評判も含めて、期待する視聴者も多いのではないでしょうか。

 

ストレンジャーのあらすじ

 

都内で、首を絞められた後に頸動脈に穴を開けられ、血が抜かれるという殺人事件が立て続けに二件起きる。刑事の佐伯章二(萩原聖人)らは、シリアルキラーによる連続殺人事件も視野に入れながら捜査を継続する。

その頃、大きなスーツケースを抱えた男・三杉晃(香取慎吾)と謎の美少女・真理亜(中条あやみ)が深夜バスから降り立つ。古書店の店主・前島康夫(段田安則)のもとを訪ね、“香織”という女性を迎えに来たと告げる三杉。前島は、そう話す三杉の姿が鏡に映っていないことを指摘し「気を抜くな」と忠告する。一見普通の人間と何ら変わらない三杉たちだったが、実はふたりには秘密が…。彼らは歳をとらずに生き続ける不老不死、バンパネラの一族だったのだ!

前島の勧めで三杉はかなり古びたマンションの一室を借り、中学校で産休補助の英語教員として勤務し始める。

そして約束の夜、伊東香織(宮下かな子)を迎えに公園に向かった三杉だったが、その途中で自殺を図った女性・相沢陽子(愛原実花)を手当している間に香織が何者かに殺害されてしまう!

血は抜かれていなかったものの、香織も連続殺人事件の被害者であると推測した佐伯は捜査を開始。香織の身辺を探るうちに、彼女が児童養護施設の出身であることがわかる。

そこで当時の様子を聞いた佐伯は、香織の「大人になったら“お兄ちゃん”が迎えに来てくれるの」という言葉が気になり…。さらに、香織の言う“お兄ちゃん”が三杉のことではないかと考えた佐伯は、三杉晃という人間について、そして連続殺人事件との関連について調べ始める。

佐伯が自分たちの身辺を探っていることに勘付いた三杉は、真理亜とともに事件の真犯人を見つけ出すことに…
やがて三杉のことを調べた佐伯は、衝撃的な事実を目の当たりにする…!

引用元:テレビ朝日公式ホームページ
http://www.tv-asahi.co.jp/stranger/#menu03

円熟期に入ってきた香取慎吾が、サスペンスミステリーに挑む「ストレンジャー」に注目が集まっています。放送は3月27日(日曜日)、午後9時から11時10分まで、テレビ朝日系です。お楽しみに。

 

最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。

 

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