太った加治将樹が「お義父さんと呼ばせて」でシリアスな面白さ

お義父さんと呼ばせて

太った加治将樹が「お義父さんと呼ばせて」で、遠藤憲一が務める大道寺保の部下である小松川慎吾を面白く演じて、ドラマを多いに盛り上げています。太った加治将樹は、取引などシリアスな場面での登場が多く、真面目なシーンでの起用が多いのですが、見ていてつい吹き出してしまいます。シリアスな面白さを演じる加治将樹の演技に迫ってみましょう。

お義父さんと呼ばせて

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小松川慎吾を演じる加治将樹とは?太ったのは役作り?体重20kg増?

加治将樹とは、ワタナベエンターテイメントに所属する男性俳優のグループ「DーBOYS」にかつて所属し、4年前にグループを離れて活動している俳優です。同じくD-BOYSで有名になった俳優には城田優などがいます。

加治将樹は、大河ドラマ「篤姫」で島津右近を演じたり、「ゲゲゲの女房」で北村役など、派手ではありませんが、バイプレーヤーとして着実に実績を積み重ねてきました。

小松川慎吾役 加治将樹

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最近では、「ウロボロス~この愛こそ、正義」(TBS)、「女くどき飯」(毎日放送)、「迷宮捜査」(テレビ朝日)、「釣りバカ日誌~新入社員 浜崎伝助」(テレビ東京)と、幅広い局から出演が依頼されており、加治将樹の評価の高さが伺い知ることができるでしょう。

太った加治将樹ですが、元々太っていた訳ではありません。実は一年前、「サムライフ」の出演の際、演じることになったケンジという役が大きな体格でその個性を打ち出す必要性があったため、監督となった森谷雄が「20kg体重増」を条件に加治将樹を指名したようです。

徹底した役作りで有名なハリウッドスターのロバート・デ・ニーロ張りの役作りで体重を言われた通り20kg増やして臨んだケンジ役で、加治将樹は自分を顕示することに成功しました。太った加治将樹はこうして誕生したのです。

でも、不思議なことに、その映画の後は、減量しないのでしょうかね?(笑)

大道寺保役 遠藤憲一

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太った加治将樹
は、太ったまま、「お義父さんと呼ばせて」でやまびこ商事に勤務するサラリーマン役のキャストになったのですが、保の直属の部下で営業という役どころをシリアスに構える演技で、さり気なくコミカルさが漂う名演技でドラマにスパイスを付け加えています。

 

「お義父さんと呼ばせて」の小松川慎吾のキャラクターと太った加治将樹の役作り

遠藤憲一と渡部篤郎の「おっさん対決」が愉快なコメディ「お義父さんと呼ばせて」ですが、小松川慎吾の出番は、営業周りの仕事のシーンが多いです。

取引場面ですから、コメディの中においても、割りとシリアスな場面なのですが、加治将樹の風体や遠藤憲一との掛け合いが非常に良いテンポで、笑いの「ツボ」も心得ているのでしょう。

取引シーン

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小松川が先輩で上司の大道寺保を慕う気持ちや、できる上司に着いていく姿を加治将樹は上手にこなしていますね。

 

そして、この二人の場面でよく演出されているのが、BGMなどで、「刑事もの」のドラマの手法がとられている点でしょうか。

 

第1話の冒頭で、おもちゃのガンを手に、洗面所で顔中水をぶっかけた大道寺保が、ミスの謝罪に出向くシーンでは、小松川が見張りの役を演じて、「刑事ものドラマ」さながらの演出で笑わせてくれました。

それにしても、遠藤憲一って役者は、なんかどこにでも居そうなおっさんがすっごく似合う役者ですが、小松川を演じる加治も同じ波長で映っているのは、さすがに役者さんだと思わせてくれます。

大道寺保 小松川慎吾

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ニチバ産業から3000万円の取引を受注した場面では、「小松川を男にしてください」と「土下座の大道寺」の働きで、見事成功した際、感激する小松川を演じる加治将樹の演技は素晴らしかったです。待っていたバスに行かれてしまったシーンでは大笑いしました。

 

小松川慎吾という不思議なキャラに太った加治将樹が適役でナイス・スパイス

大道寺保が惚れた23歳のOL花澤美蘭。その美蘭と保の結婚に大反対の父、紀一郎が保の周面調査をしている頃、保も同じように紀一郎の周辺身辺調査をしていました。

その任務を任されたのが、部下の小松川慎吾だったのです。本当に、極めて地味な役どころの加治将樹ですが、適役といえると思います。

大道寺保 小松川慎吾

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保の部下に八千草千代という女子社員がおりますが、こちらも伊藤修子が見事に適役で、スパイスを利かせてくれています。

小松川と八千草の部下が、遠藤憲一の演じる大道寺保の良い相方としてドラマを更に楽しいものにしてくれています。

会社のシーンでも、「笑いのスピード」が落ちないのは、加治将樹伊藤修子の脇役の名演技に支えられています。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。

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