下町ロケットの余韻がまだ残っています。技術力のある町工場を率いる阿部寛の佃航平を始め、立川談春の殿村直治、安田顕の山崎光彦など、佃製作所の面々が多くの場面で名言を残してくれました。

下町ロケット
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技術力をアピールする佃航平のストレートボール

佃製作所から技術アイデアの流出疑惑が持ち上がる中、ジャーナリストの咲間倫子と共に、サヤマ製作所の椎名直之と直接対決するシーンです。

確信は無いものの、椎名直之の非紳士的態度と文言に怒りを覚えた正義感の強い佃航平が言い放つ言葉が「技術は嘘をつかない」でした。

佃航平社長
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あくまでも、自分の正統性を主張し、それ以上の疑惑の追及は「根に葉も無いことだ」と否定し、ジャーナリストの方こそ、医学の進歩を妨げる行為だと非難します。これは、その前にアジア医科大の外科の権利、貴船恒広が吐いた言葉の受け売りです。

「それ以上に追求には法的措置も辞さない」と佃たちを牽制する椎名直之に対し、「いいだろう。そっちがその気なら、調べ尽くして丸裸にしてやる。どれだけ逃げても、どれだけ隠そうとしても絶対に隠しきれない。技術は嘘をつかない!!名言を吐く佃航平は、本当に男気のある熱い男でした。

 

立川談春・殿村直治の胸を抉るシュートボール

元々、白水銀行から出向で来ていた佃製作所の経理部長の殿村直治ですが、そもそも彼の銀行員になる動機が「資金には乏しいが確かな技術を持つ中小企業の役に立ちたい」という熱い意思の持ち主だったのです。

形は「出向」でしたが、佃製作所の社長・航平を始め、技術部、営業部、そして経理部と会社の素晴らしさを認めている殿村直治に無かったのは、他の社員たちからの「信頼」だけでした。

ナカシマ工業から特許侵害訴訟を起こされ、窮地に立っていた佃航平は最後の望みであった白水銀行からの融資の拒否にあい、「会社買収」とも言える和解を承諾せざるを得なくなった土壇場で、殿村直治が社長の航平に言った言葉が名言となって心に残っています。

殿村部長
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和解譲歩の最終期限となった時、社員幹部のいる佃製作所に姿を現した航平社長は皆に告げます。

「最後の頼みだった銀行融資も断れた。この際、佃製作所はナカシマ工業の和解案を飲もうと思う。皆には仕事と給料の確保は約束する」と口惜しさを飲み込み、しみじみ語る佃航平はすでに自分の身を引く決意をしていました。

「ちょっと待てよー。本当にそれでいいんですか?」社長に問う殿村の言葉は、重みのあるしっかりとした口調で胸に響いてきます。「これが最後でいいんですか?まだ、何か他に手立てはあるでしょう?最後まで諦めないで考えましょうよ」

「俺が嫌われているのは解ってる。」

涙ながらに「お、俺ははこの会社が好きだ。佃製作所が好きなんだ。会社を思う気持ちは誰にも負けてない

社長、あなたは夢に愛されている。だから、逃げちゃいけない。お願いだから諦めないでください。佃製作所は良い会社です。だから、何としても守りたいんだ

殿村さんのベストシーンでしたね。殿村の胸を抉るような言葉には管理人も涙ボロボロでした。そして、この後、姿を見せた特許専門の神谷弁護士から「逆訴訟」の反撃を開始するのです。

 

安田顕・山崎光彦のひょうきんカーブボール

安田顕の演じる山崎部長も実に味のある個性的な演技で楽しませてくれましたね。本当に大ファンになってしまいました。

山崎部長も佃航平と同じ技術畑出身ですから、佃社長の気持ちを一番純粋に理解していたと思います。特に思い出深いのは、ナカシマ工業と特許侵害訴訟と揉めている最中、突然帝国重工から来賓が来ると連絡を受けたシーンです。

用件も解らずに、来賓のニュースにてんやわんやする中、会議室での会話は本当に楽しませてくれました。社員総出で会議室を掃除している中、来賓と用件に案じる佃社長、殿村経理部長と山崎技術部長。

山崎部長
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殿村が社長に「帝国重工との取引はあるのですか?」「いや、先代からもこれまでは一度も取引実績は無い!」と航平。

すると、脇にいた山崎部長が「もしかして、ロケットの部品ではないですか?」と推測します。

「そんなはずはないだろう。帝国は水素エンジンの燃焼試験をクリアしたと報道されている」と否定する航平に、山崎は続けて言います。

「もしかして、社長の失敗を失敗として、失敗しないようにと失敗の話を聞きにくるのでは・・・」と言うと、怪訝そうな顔した航平社長が「そう、失敗、失敗って云うなよ。思い出すだろ

聴いていた社員の爆笑が聞こえます。

私もこの場面だけは、大笑いさせてもらいました。安田顕さんの見事はカーブボールのような名言でした。

 

数多くの名言を残してくれた「下町ロケット」ですが、まだまだ管理人はこのドラマからエネルギーをいただいています。

 

最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。